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おやじ News! watch-dogs

にこみ屋六軒(京都市下京区)

「栄枯盛衰」に浸り、華やかな昔に想いを馳せ、旨い煮込みと酒を喰らう。 


京都市下京区早尾町164-3  「にこみ屋六軒」 【1360】



京阪「清水五条駅」を下車し鴨川に架かる「五条大橋」を渡り、高瀬川に沿って「木屋町通」を約300㍍南下する。   右手前方に(高瀬川に架かる)小橋を確認したら左に折れ、その直ぐ左手に見える、赤いタイルの外壁と手摺が目印の居酒屋さんです。



佇まいと周囲の雰囲気からピンときた方もいるかと思いますが、この辺りは旧遊郭や旧赤線が在った場所で昔「五条楽園」と呼ばれ、お茶屋や置屋、歌舞練場が軒を連ねていました。



もちろんこのお店も以前は置屋だったと見え、その名残である「鍾馗さん」が、今も玄関口を静かに守っていました。



入口の古いポスターにも、当時の面影を偲ぶことが出来ますね。



黒天井と趣きのある灯りが、尚一層雰囲気を際立出せており、一般的な「居酒屋」のそれとは矢張り違います。



物悲しくもあり、切なくもあり、まるで別世界の様にも感じるのは、おやじだけでしょうか。
尚収容能力は、カウンター席とテーブル席を合わせ、約24名とコンパクトな造りです。



お品書き①
その日の仕入れに合わせたお勧めメニューの数々が、アナウンスされています(時折イタリアンも名を連ねるとの事)



お品書き②
此処の看板はなんと言っても「モツ煮込み」であり、その出汁を使った「煮込み」も外せません。



お品書き③
コチラはその他の一品モノで、価格も結構良心的です。



お品書き④
ドリンク類。  和洋共にありますが、それ程多くはありません。



お品書き⑤
外国人向けのガイドマップにも紹介されているため、Englishでも表記されています。

さてそれではドンドンと「美味しいもん」を紹介しましょうか!  また断っておきますがおやじは下戸に近いため、アルコール類は今回も紹介無しです。  それと今夜は3名で料理をシェアしていますので、そのあたりもヨロシク!



トップバッターはコレ以外は考えられません!「モツ煮込み(大) 650円」

八丁味噌をベースにしたコクと深みを感じる出汁に、モツの旨味が加わり「一つの宇宙」を形成しており、トンデモナイ美味しさでVerry Good!   またそれぞれの部位の、微妙な食感や旨味を損なうことなく仕事が出来ており、もうこれは一言「参りました!」です。



「揚げたて宇和島じゃこ天 500円」

小魚の旨味がギュッと詰まった一品で、しかも熱々のホクホクで言うこと無し! 旨い!



トンガリ山の「ポテトサラダ 400円」

丁寧に丁寧に拵えてあり、食感が円やかで舌触りもよくGOOD!



「煮込み盛り合わせ」
「卵・こんにゃく各100円」「大根・豆腐・厚揚げ各150円」

いずれもモツ煮の出汁がタップリと染み込み、それぞれの具材を引き立たせており「も~タマリマセン!」   特に卵と大根の浸み具合と言ったら、完全にノックアウト!を喰らいました。



「だしまき卵 500円」

はんなりとした薄味仕立ての出汁で全体を纏め、卵の旨味とも相まって、「居酒屋」らしくない繊細がありNice!



「鶏モモの唐揚げ 680円」

外はパリッ!中はジューシィー!の基本通りの美味しさながら、上品な下ごしらえがしてあり、完全に居酒屋のレベルを逸脱しています。



「焼いたおあげとたっぷり九条ネギ 580円」

香ばしいおあげと、鮮烈さを持つ九条ネギがこんなに合うなんて、今日まで知らなんだ! あ~生きてて良かった!  因みにポン酢をかけて頂きます。


それぞれのメニューは庶民的でありながら、繊細な味付けが施してあり、ある意味「らしくない」レベルの高いお店と言えますね。   雰囲気も独特で騒がしくも無く、リラックスして過ごすことが出来、一人穆然と飲むのにも最適でしょう。   ご馳走様、また来ます。

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