京都市下京区黒門通木津屋橋上る徹宝町403
「とんかつ一番」 【1797】
JR京都駅から徒歩約15分のところ、ちょうど「京都水族館」入口の「大宮木津屋橋交差点」向かい路地を入り(東進)、一筋目の黒門通辻を左に折れ、その約50㍍先左手に佇む、京町家の軒先にユニークな赤提灯がぶら下がるトンカツ専門店です。
ご近所の方しか通らないような静かな路地の一角に在り、最初は「こんなところにホントに、、」と思いましたが、愛嬌のあるトンちゃんが目に留まりホッと一安心。
店内に進むと、まさしく古き良き昭和の香りが充満しており、50年ほどタイムワープしたような錯覚を覚えましたよ。 尚このお店は昭和35年に開店したそうですから、おやじと同い年になるんですねぇ、、(創業は昭和24年・木屋町付近)
カウンター上の擦りガラスといい、傾斜のついたはめ込み式のガラスシェードといい、どこか懐かしく、しばらく見入ってしまったほどです。 そういえばこういうの、お医者さんや街中の小さな銀行の支店で在りましたよね?
メニュー表①
メインのとんかつの他、ポークチャップや海老のフライ、若鶏のかつれつが並び、洋食屋さんの側面も窺えます。
メニュー表②
レギュラーでもお安いのに、平日限定とはいえ日替りの650円はショーゲキ的です。
「日替り定食 650円」
運ばれてくるなりオオッと唸ってしまった、この出で立ちを見よ!
ましてトンカツだけでも立派なのに、小鉢が2つと(お約束通りの)赤だしがついてのお値段は、逆にこちらが申し訳ない気持ちになるくらいです。 すごい!
トンカツも安かろう薄かろうではなく、肉厚も十分で、衣は薄く旨味を邪魔せず、5日間煮込み、そのあと2日間弱火で馴染ませたデミも、穏やかな深みのある味わいで、まるで珠玉のアンサンブルを奏でているようでいうことなし! 美味い!
もはやすべてが昭和で止まっているようで、食べながら小さいころ、父親と一緒に行った近所の定食屋さんをふと思い出しました、、 ありがとう、また来ます。
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