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秋田玉栄堂(鳥取市)

何処にでもあると思っていた「生姜せんべい」は、県東部特有の「民芸煎餅」なんですね。



鳥取市吉方町2-107 「秋田玉栄堂」   【1043】



JR鳥取駅前から駅前通りを約200㍍進み「みずほ銀行・山陰合同銀行」角の「若桜街道交差点」を右折し、末広・吉方温泉方面へと東進する。   そのまま古くからの住宅街を、道なりに進むこと約1.2㌔先「若桜街道(県道323号線)」と交差する「吉方2丁目交差点」を今度は左折し、その約50㍍先左手に見える、大きな家型看板が目印の、老舗のお煎餅屋さんです。

此処はおやじの実家から徒歩10分程度の所にあり、幼少の頃からの馴染みのお店で、当時から高校卒業まで、必ず家に一袋は「駄菓子」代わりに、常時ストックしてありました(たまだ屋、いずみ屋、宝月堂、その他廃業したお店の煎餅も、時々ありました)

そのため何処にでもあるものと思いきやそうではなく、この系統の煎餅は、鳥取県東部に集中していることを、社会人になってから知りました。

因みに駐車場は、店舗右隣の路地を入って直ぐ左手にある、月極め駐車場の一角に、スペースが設けてあります。



いつも通りの見慣れた、なんとも雑多な店内で、正面には小袋対応のケースが、7~8種類並んでいます。   その奥が煎餅の製造場になっています。



店舗右手には、お使い用、祝い事、仏事用の見本が置いてあります。   旧市内では事あるごとに当たり前に利用され、郷土文化として根付いていますね(文献によれば「諸説ありますが」概ね明治後期からとか)



「スター松風煎餅」「みどり煎餅」どちらも205円也。

あれ?定番の生姜せんべいの紹介ではないの?と、肩透かしを食らった方ゴメンナサイ。
もちろん生姜もよいのですが、おやじはあえてこちらの、オリジナル煎餅を紹介したいと思います。



スター松風煎餅。
サクサクの生地の食感と、フライビーンズの香ばしさ、そしてコンブ特有の旨味と、この組み合わせを思いつかれた「発想」に、先ず脱帽です。   この3重奏の織り成す深みのある味わいは、完全に「駄菓子」の領域を超えた一品と言えます。



みどり煎餅。
青のりの磯の香りが鼻腔を抜けた後にくる、生姜部分(白いところ)の甘辛が、なんともクセになる一品で、食べ始めたら止まりません。


メインの「生姜波せんべい」はもちろんのこと、オリジナリティー溢れる煎餅の数々は、素朴ながら、しっかりとした自己主張を持ち「此処でしか味わえないもの」に仕上がっていますね。

*次回も鳥取市です。

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