Dr.Wasteのごみ問題を考える

 経済と消費の結果の廃物の有り様を探る

ドイツで原発事故 その2

2007年07月03日 09時53分41秒 | Weblog
 「ドイツで原発事故」では、URLのアドレス紹介を手抜きをしました。ご免なさいです。その手抜きしたアドレスは追加修正で紹介しました。

 その後の状態です。
 ビデオや写真からもおわかりでしょうが、特別高圧の変圧器(20万~50万ボルト)から炎が炎上しています。変圧器の規格から察すると、変圧器の定格容量の1.2倍以上の電流が流れた可能性(他に、変圧器の①絶縁破壊、②巻き線短絡、などが考えられるが)と発電機の異常から定格電圧以上の電圧か周波数変動が発生したかです。

 ドイツ在住の知人の報告から引用です。
 同原発の関係者は、原因を調査中との報道がありますが、「大電流説」を示唆しています。そして、その一連の報道余波です。
 ドイツグリーンパーティ(※Dr.Waste=「緑の党」とも紹介されているが、彼らは、「党」ではないと述べています)が、事故を起こした2つの老朽原発は廃炉するべきだと主張しました。それに対して、電力会社は、2つの原発の安全性が今回証明された。何故ならば、火災発生と同時に原発の自動停止が正常に働いたと。述べています。

※ 大電流説には疑問があります。一次側及び2次側の遮断器には、過電流(制御機器番号「51」ですが)を関知し遮断する機能があります。この遮断器の作動状態は不明です。

 この様なコメントは、日本のプラント事故でも良く聞く話しです。これは、技術者(設計者や維持管理要員)の立場からの説明ですが、これで納得すると、事故原因の本質を理解できない状態を招き、対策や改善策となりません。