今日はノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎の特別講義を受けた。数百人が詰めかけて別室でライブ中継もされるほどの盛況ぶりの中、一番前の真ん中で受けた。講義内容は「物理学者の肖像」。自らの人生を語りつつ、南部さんが大学や研究所で一緒だった物理学者たちを紹介していくというものだった。その物理学者とうのが湯川秀樹、朝永振一郎、アルバート・アインシュタイン、藤田哲也、そしてエンリコ・フェルミというそうそうたるメンバー。昔の写真を交えながらの思い話を聞けた。知り合いの知り合いを6人ぐらい辿ると世界の誰にでも行き着くっていうけれど、これじゃ1人辿っただけであのアインシュタインに行き着いてしまうw まぁ今日の講義を聞いただけでは知り合いとは言われへんけどね。
最後に質問タイムがあったのに質問できひんかった。一番前に座ってたから手挙げてたら当たった可能性大やのに…。質問内容を思いつかんかった。“超弦理論”とか“自発的対称性の破れ”について聞けるほど理解はないしそんなこと聞かずとも文献読めよって感じやし。他にも「残りの人生で一番やりたいことは何ですか」とか聞こうとも思ったけどそれも質問が幼稚すぎっていうか「今やってる研究に決まってるやろ」って考えてしまって詰んだ。質問してたら生でコミュニケーションできただけに残念。
そして講義が終わって会館から出ていると南部さんが普通に横を通っていった。距離50cmぐらい。びっくり。なんか普通の紳士的なおじいちゃんっていう感じやったなー。