2013 KSL1 第7節 プレビュー

泥沼の５連敗。無残としか表現できない前節の惨敗。長いトンネルを抜け出せないまま今週末、アルテリーヴォは関西１部残留に大きく関わる一戦を迎える。
知ってのとおり、関西リーグのレギュレーションでは1部7位以下の2チームが翌年2部に降格することになっている。シーズンの半ばでアルテリーヴォとアイン食品の2チームだけ引き離されている現状は、早くも残留に黄信号と言わざるを得ない。残留ラインの6位との勝ち点差は4、連勝かつ対象チームが連敗という最短のケースなら2節で逆転できるものの、現実的には少しずつ差を詰めていく他ないだろう。少なくとも、これ以上の差をつけられないことが残留への必須条件となる。そもそも過去の関西1部の順位表を紐解けば、残留の目安はおおよそ勝ち点15。残り8試合で4勝ないし3勝3分というハイペースで勝ち点を稼ぐことが必要という追い詰められたチームに、もはや疎かにできる試合は一つもない。
レイジェンド滋賀FC は現在3位、今最も勢いがあるチームの一つで、前節は奈良クラブを6-1の大差で破っている。全10得点中、新人FW#31三野の4得点だけでなく、他に6人もの得点が記録されている辺りに長年培った攻撃サッカーの浸透が窺える。相当苦しい試合になることは必至だが、アルテリーヴォも連日ほぼ全員参加の夜間練習で懸命に問題点の修正に取り組み、練習試合では一定の成果を見せる等、2週間しっかり準備を整えてきた。今節は4位と5位の直接対決があるため、勝てば中位に迫ることができる。反転攻勢への足がかりとして、なんとしても落とせない試合である。

今節の試合会場は、これまでアルテリーヴォが幾多の難局を乗り越えてきた「聖地」桃源郷陸。奇しくも 第9節の試合会場がキンチョウスタジアムから桃源郷陸に変更 されたことで6～7月に和歌山開催4連戦が実現、この試合はその皮切りとなります。レイジェンド滋賀と言えばアウェーでも相手を圧倒する量の青いダンマクが名物ですが、それを上回る緑色の観衆でスタンドを埋めてホームジャックを許さず、圧倒的なホームの雰囲気でチームを鼓舞したいと思います。緑色の服や応援グッズを身に着けて、どうか現地で一段と大きな声援と拍手を送ってください！　チームとともに逆境を乗り越えましょう！

6/9(日) 14:00～ 関西1部リーグ 第7節
アルテリーヴォ和歌山－レイジェンド滋賀FC ( 桃源郷運動公園陸上競技場 )