2013 KSL1 第3節 プレビュー

2013-04-26 | アルテリーヴォ


紀三井寺陸でのホーム開幕戦は惜敗。コンディション等の事情で前の試合からスタメンが入れ替わる中、出場選手のパフォーマンスは決して低くなかったが、立ち上がりの直接FKによる失点で失った主導権を最後まで取り戻すことができなかった。彼我のシュート数は3:12と圧倒し、実際アルテリーヴォがかなりの時間ボールを支配するも、やや持たされている感があり数字ほど優位に感じなかったのはアイン食品の試合運びの巧さだろう。それでも、相手ゴールの半歩手前まで何度も迫った末の紙一重の1敗であって殊更に悲観することはない。課題を検証した上で、全14節の中ではこういう結果もあると切り替えていい試合だろう。ただ残念なのは、雨のスタンドでメガホンを鳴らして大声で応援し続けた大勢の観衆の前で勝てなかったこと。終了間際に波状攻撃から阿部が強烈なミドルを決めてくれなければ、ちょっとしょっぱい〆になったかもしれない。阿部ちゃんGJ。次に紀三井寺陸で戦うのは1ケ月後、今度は大勢の観衆の前で勝利を喜び合いたいね。

1勝1敗で3位につけて今節、アルテリーヴォは橿原陸で 奈良クラブ と対戦する。奈良クは1分1敗で現在7位、ただし敗戦は好調のFC大阪と互角以上に戦いながら後半ATのラストプレーで負け越した試合で、上位予想が覆るほど状態が悪いわけではないらしい。むしろ、Island Shield から3試合スタメンを固定してチームがしっかり構築されている印象がある。牧と檜山が引退した攻撃陣は2試合無得点、それでも池田や李ら怖い選手がスタメンに並ぶ。新加入のFW安藤(関大)は今のところ不発だが、ともに160cm台前半のFW辻村剛とのアジリティに長けた2トップが特に気にかかるところ。安藤の関大同期で前節、阿部・角南とともに3バックの一角で安定した守備を見せた寺本に期待したい。
アルテリーヴォは台所事情が苦しく、西岡が急遽GK登録される等、早くも総力戦の様相を呈しつつある。一方、新加入の出場選手が穴を埋めて余りある活躍を見せ、GKコーチの伊藤氏が新たに加わるといった好材料もある。なにより、昨夏以来戦列を離れていた田丸が復帰したのが嬉しい。フル出場はまだ難しいかもしれないが、前節を見る限りブランクを感じさせない動きを見せてくれた。精神的支柱でもある我らが主将の復帰がチームに与えるプラスは大きい。橋垣戸・伊澤・野本と新旧ベスト11DFが並ぶ奈良クの最終ラインに対して手数をかけては攻略は難しく、田丸や的場のような攻撃の起点となる選手の役割が大事になるだろう。
今節から奈良ク・アミティエSC・FC大阪…と、下馬評では関西1部トップ3のチームとの連戦が続く。その初戦、ここで不甲斐無い試合をしてしまうと、全社関西出場(第7節終了時で5位以内)に早くも後がない状況に陥りかねない。奮起しようぜ!

今節の会場は、和歌山から車で約1時間余りと程近い橿原公苑陸上競技場。奈良クはホームゲームで「奈良クラブ祭り」を催して出店やイベントを打ち、積極的な集客を行ってホームの雰囲気をとことん盛り上げてきます。1300人を超える観衆を集めた開幕の鴻ノ池ほどではないにせよ今週末、我々も青い大観衆と対峙することになるでしょう。しかし、逆にいえば我々が関西1部で完全なアウェー感を味わえるのは多分、この試合だけです。これを楽しまずして何とする!とばかりに緑の服を着て駆けつけてくださる皆様を現地にて心からお待ちしております。
なお、先週末の紀三井寺公園と同様に、今週末の橿原公苑でも会場に隣接する佐藤薬品スタジアムで高校野球の春季大会が行われます。朝0830から計4試合が組まれており、時間帯によっては駐車場が混む可能性があります。ご注意ください。公共交通機関の場合、例えば0906和歌山→1009天王寺(紀州路快速)・1020大阪阿倍野橋→1058橿原神宮前(近鉄南大阪線)で十分間に合います。また、KSL TV(関西リーグ公式USTREAM)にて試合の様子がネット配信される予定です。

4/28(日) 11:30~ 関西1部リーグ 第3節
奈良クラブ-アルテリーヴォ和歌山 ( 橿原公苑陸上競技場 )

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