プロ野球の開幕について

日本中が傷ついている中、プロ野球の開幕が問題になってる。
予定だと、今月２５日が開幕だ。

大震災のため、東日本は壊滅状態。
特に、震源地の宮城を本拠地にしている楽天イーグルスは球場も使えない。
そのため、パ・リーグは開幕を１ヶ月延期すると決定。
一方、セ・リーグは予定通り今月２５日に開幕する方針。

そこに「待った！」をかけたのは、選手会。
選手たちが、セ・リーグも開幕延期を望んでいるのだ。

阪神の金本のコメントを読んだ。
「プロだからといって、今は野球で勇気づけるとかいうレベルではない」と。

その通りだと思う。

俺は、いつまでも悲しんでないで元気を出そう！と言って来た。
それは、被災してない俺たちへの鼓舞だ。

プロ野球選手たちの中には、家族が被災して行方がわかっていない選手もいる。
家族じゃなくても、金本などは東北福祉大学出身だから、世話になった多くの人たちの安否が気がかりだろう。
おまけに、国中での節電を訴える中でナイターで試合をするというのもおかしくないか？

そんな中、選手たちが本当に被災地の皆さんを勇気づけるプレーが出来るとは思えない。
だったら、開幕延期が妥当じゃないか。
２５日に開幕しないと困るなんてのは、金儲けを目論んでいる一部の人間だけだろう。
多くの国民は、被災地への熱い思いでいっぱいなのだから。

セパ揃って、１ヶ月でも２ヶ月でも延期して開幕すればいいのではないか？
被災地に、ちゃんと電気やガス、水道も通って、野球を楽しめる環境になってからで。