高校入試を前に受験する高校を決める、先生と親との三者面談があった。
ちなみに、俺は鳥取北中だったので、最高の進学校である鳥取西高がすぐそばにある。
だから、成績が良ければ西高に行くのが「普通」だったのだが、フリーホールみたいに成績が急降下していた俺には到底行けなかった。
まあ、行きたいとも思ってなかったんだけど、教育熱心だったお袋は無念そうだった。
先生は、俺の成績ならばと八頭高の受験をすすめて来た。
八頭高も普通科で、そこそこのランクではあった。
でも、俺の答えはＮＧ。
理由は、遠いから。
俺にとって、行く学校は「入れるところで、行きやすいところ」で良かった。
お袋も、西高以外ならどこでも同じという考えだったので、何ひとつ文句も言わなかった。
先生は、だったら鳥取商業の情報処理科がいいじゃないかと言って来た。
成績的には、全く問題ないということだった。
俺も、一瞬「じゃあ、そこで」と言ったのだが、先生から「情報処理科と経理科は３年間クラス替えが無い」と聞き、それは嫌だったので、商業科にした。
ちなみに、１つ後輩で経理科に入ったのがター坊だ。
俺の進路なんて、そんな感じだった。
当然、入試も通って楽しい楽しいバンド生活に明け暮れる高校時代が始まった。
ちなみに、勉強は相変わらずしなかったのだが、鳥商は『珠算・簿記・情報処理』のそれぞれ３級をとらないと卒業できないという規定があると聞き、３つとも１年の時にとった。
おまけに、商業英語の２級も１年の時にとってしまった。
これでもう卒業できる！ということで、一切また勉強せず、いつも成績は学年でケツから２番か３番という『だらず』になった（笑）
その代わり、高校時代にター坊と組んだバンド『WIZARD』は、ヤマハのポプコン鳥取大会で層々たる社会人バンドを押しのけてグランプリを獲得した。
やりたいことで、ある意味頂点に立てたのだから、成績が『だらず』でも全く問題なかった。
真剣になったのは、高３の進路を決める時だ。
俺は、プロのミュージシャンになりたいという思いしかなかったから、卒業したら「東京に行って歌を歌う」と先生と親に言った。
当然、親からも先生からも反対された。
「歌なんか趣味でやれ！ちゃんと仕事をしろ！」
まあ、ごもっともである。
そこで、妥協案として美容専門学校に行くという形で東京行きを決めたのである。
卒業後、東京での２年間については今までも何度か書いて来たので省略する。
ひとことで言えば、夢は完膚なきまでに破れた。
しかも、俺自身の夢への思いの弱さが一番の敗因だった。
何ひとつ出来ず、挙句の果ては体調を崩し、あえなく鳥取に戻って来たという情けない始末だった。
その後、鳥取でバンド活動をしながらバイトしたりした。
２０代前半は、またター坊と組んだ『LAYLA』がコンテストで優勝したりして夢の再燃した時期もあった。
でも、結局は鳥取で就職して、転職しながらも細々と暮らしている。
２回に亘って長々と書いて来たが、何が言いたいかというと。
俺の半生を振り返ってみて、「勉強しとけばよかった」という後悔は一切無い。
勉強していい高校に入って、いい大学に行って、一流企業に就職すれば、もっといい生活が出来たんじゃないか？なんて思わないからだ。
いい学校に行って、いいとこに就職したら、幸せになれるのか？
答えは、きっぱりと「ＮＯ！」だ。
理由は簡単、俺のまわりには「一流」と呼ばれる大学出身で、俺と同じような仕事をしてる人が何人もいるからだ。
もちろん、エリートコースを歩んで幸せになってる人も多いだろう。
でも、そうじゃない人も多いのだ。
つまり、『学歴＝幸せ』では無いってことだ。
人間の生きる目的は？
答えは、「幸せになること」だ。
ならば、教育は「幸せになるため」の教育でなければならない。
決して、「いい学校に入れるため」の教育であってはならない。
日本の教育の間違いは、「学歴重視」というところだ。
成績さえ良ければ、いい高校や大学に行ける。
いい学校を出れば、いい職に就ける。
いい職に就いて出世すれば、給料も上がる。
一見、羨ましいと勘違いしそうだけど、違う。
問題は、いい会社や高い給料じゃない。
「幸せかどうか」なのだから。
歪んだ日本の社会では、有り得ない事件が頻繁に起こる。
その犯罪を犯してる人間に、エリートが多いのは何故だ？
教師や警察官が、目を疑うような犯罪で逮捕されたりしてるのは何故だ？
彼らは、いい学校を出て、いい職に就いてるじゃないか。
地位や権力を得たり、大企業に入っても、汚職なんかに手を汚してる人間たち。
彼らも、学歴社会の勝ち組だろ？
なんの為に勉強して、いい成績とって、いい大学に行って、いいとこに勤めたんだ？
成績が良くても、人として悪かったら、何の意味があるんだ？
携帯使ってカンニングしてまで、いい大学に入ったからって、幸せになれるとは限らないってことだ。
日本の教育は、変わらなくちゃいけないと思う。
もう『学歴』なんかに拘ってる場合じゃない。
この国をダメにしてるのは、学歴のある奴らだ。
教育の根本は、「幸せになるために生きる」ことを教えることなんだ。
貧乏ったれだけど、俺は「幸せ」を感じて生きている。
「幸せ」とは、それ以上でもそれ以下でもない。
自分が心で感じるものなのだ。
ちなみに、俺は鳥取北中だったので、最高の進学校である鳥取西高がすぐそばにある。
だから、成績が良ければ西高に行くのが「普通」だったのだが、フリーホールみたいに成績が急降下していた俺には到底行けなかった。
まあ、行きたいとも思ってなかったんだけど、教育熱心だったお袋は無念そうだった。
先生は、俺の成績ならばと八頭高の受験をすすめて来た。
八頭高も普通科で、そこそこのランクではあった。
でも、俺の答えはＮＧ。
理由は、遠いから。
俺にとって、行く学校は「入れるところで、行きやすいところ」で良かった。
お袋も、西高以外ならどこでも同じという考えだったので、何ひとつ文句も言わなかった。
先生は、だったら鳥取商業の情報処理科がいいじゃないかと言って来た。
成績的には、全く問題ないということだった。
俺も、一瞬「じゃあ、そこで」と言ったのだが、先生から「情報処理科と経理科は３年間クラス替えが無い」と聞き、それは嫌だったので、商業科にした。
ちなみに、１つ後輩で経理科に入ったのがター坊だ。
俺の進路なんて、そんな感じだった。
当然、入試も通って楽しい楽しいバンド生活に明け暮れる高校時代が始まった。
ちなみに、勉強は相変わらずしなかったのだが、鳥商は『珠算・簿記・情報処理』のそれぞれ３級をとらないと卒業できないという規定があると聞き、３つとも１年の時にとった。
おまけに、商業英語の２級も１年の時にとってしまった。
これでもう卒業できる！ということで、一切また勉強せず、いつも成績は学年でケツから２番か３番という『だらず』になった（笑）
その代わり、高校時代にター坊と組んだバンド『WIZARD』は、ヤマハのポプコン鳥取大会で層々たる社会人バンドを押しのけてグランプリを獲得した。
やりたいことで、ある意味頂点に立てたのだから、成績が『だらず』でも全く問題なかった。
真剣になったのは、高３の進路を決める時だ。
俺は、プロのミュージシャンになりたいという思いしかなかったから、卒業したら「東京に行って歌を歌う」と先生と親に言った。
当然、親からも先生からも反対された。
「歌なんか趣味でやれ！ちゃんと仕事をしろ！」
まあ、ごもっともである。
そこで、妥協案として美容専門学校に行くという形で東京行きを決めたのである。
卒業後、東京での２年間については今までも何度か書いて来たので省略する。
ひとことで言えば、夢は完膚なきまでに破れた。
しかも、俺自身の夢への思いの弱さが一番の敗因だった。
何ひとつ出来ず、挙句の果ては体調を崩し、あえなく鳥取に戻って来たという情けない始末だった。
その後、鳥取でバンド活動をしながらバイトしたりした。
２０代前半は、またター坊と組んだ『LAYLA』がコンテストで優勝したりして夢の再燃した時期もあった。
でも、結局は鳥取で就職して、転職しながらも細々と暮らしている。
２回に亘って長々と書いて来たが、何が言いたいかというと。
俺の半生を振り返ってみて、「勉強しとけばよかった」という後悔は一切無い。
勉強していい高校に入って、いい大学に行って、一流企業に就職すれば、もっといい生活が出来たんじゃないか？なんて思わないからだ。
いい学校に行って、いいとこに就職したら、幸せになれるのか？
答えは、きっぱりと「ＮＯ！」だ。
理由は簡単、俺のまわりには「一流」と呼ばれる大学出身で、俺と同じような仕事をしてる人が何人もいるからだ。
もちろん、エリートコースを歩んで幸せになってる人も多いだろう。
でも、そうじゃない人も多いのだ。
つまり、『学歴＝幸せ』では無いってことだ。
人間の生きる目的は？
答えは、「幸せになること」だ。
ならば、教育は「幸せになるため」の教育でなければならない。
決して、「いい学校に入れるため」の教育であってはならない。
日本の教育の間違いは、「学歴重視」というところだ。
成績さえ良ければ、いい高校や大学に行ける。
いい学校を出れば、いい職に就ける。
いい職に就いて出世すれば、給料も上がる。
一見、羨ましいと勘違いしそうだけど、違う。
問題は、いい会社や高い給料じゃない。
「幸せかどうか」なのだから。
歪んだ日本の社会では、有り得ない事件が頻繁に起こる。
その犯罪を犯してる人間に、エリートが多いのは何故だ？
教師や警察官が、目を疑うような犯罪で逮捕されたりしてるのは何故だ？
彼らは、いい学校を出て、いい職に就いてるじゃないか。
地位や権力を得たり、大企業に入っても、汚職なんかに手を汚してる人間たち。
彼らも、学歴社会の勝ち組だろ？
なんの為に勉強して、いい成績とって、いい大学に行って、いいとこに勤めたんだ？
成績が良くても、人として悪かったら、何の意味があるんだ？
携帯使ってカンニングしてまで、いい大学に入ったからって、幸せになれるとは限らないってことだ。
日本の教育は、変わらなくちゃいけないと思う。
もう『学歴』なんかに拘ってる場合じゃない。
この国をダメにしてるのは、学歴のある奴らだ。
教育の根本は、「幸せになるために生きる」ことを教えることなんだ。
貧乏ったれだけど、俺は「幸せ」を感じて生きている。
「幸せ」とは、それ以上でもそれ以下でもない。
自分が心で感じるものなのだ。