JIN'sROOM ~ from鳥取 ~

歌うことが大好きで、40過ぎても歌ってるアマチュアヴォーカリスト JINのうだうだ日記。

項羽と劉邦

2010-11-17 10:24:05 | Weblog
玲奈さんにコメントのレスしながら浮かんで来たので、ささっと書いちゃいます(笑)

俺の大好きな本のひとつ、『項羽と劉邦』。
『三国志』と並んで、何度も読んで俺の生き方の一端を形成してる本です。

まあ、有名だし説明することも無いんだろうけど。
ざっと簡単に言うと、賢く戦いにも強い項羽と、ちょっと間抜けで戦いにも滅法弱い劉邦が天下を争い、最後は劉邦が勝って漢王となるって話。

俺が、なぜこの話が好きかというとですね。
劉邦が俺とダブって仕方ないの(笑)

アホだし喧嘩も弱くて全然取り柄もないし、ましてや無類の女好き。
まさに!って感じでしょ?
そして、もうひとつ。
なぜか人気者(爆)

劉邦が天下を獲れたのは、彼を取り巻く人たちが素晴らしい人材だらけだったから。
賢い人、強い人、みんなが劉邦という男を愛してた。
ある意味、劉邦を担ぎ上げて天下を獲らせて王様にしてやったんですよ。
それだけ劉邦は、人に愛される男だった。

一方の項羽は、戦略から戦まで自分で何でも出来る完璧なる男。
誰もが、項羽の凄さを認めざるおえなかった。
でも、そんな項羽には人がついて行かなかったんですよね。
『四面楚歌』という言葉は、項羽の周りはみんな敵だったところから出来た。
まさに、孤独だったんです。

司馬遼太郎が面白おかしく書いてるから笑っちゃうんだけど、奥の深い話ですよね。

人生の宝物って、いろいろあると思います。
俺にとって、一番の宝物は迷わず『友達』ですね。
友達のおかげで、俺は元気にもなるし強くもなれる。
それによって、俺の毎日が楽しく輝く。
友達には、家族じゃ湧かない感情が出て来て、新しい自分を発見したり。
俺は、恵まれてるなと思うんですよね。
そんなかけがえのない友達が、とてつもなく大きな存在です。

一方、同じ中国の歴史『三国志』で最後に勝ったのは人気のあった劉備じゃなく、賢く強い曹操だったといのも面白いですよね。
でも、何の才能もない劉備が、多くの豪傑や天才・諸葛孔明に愛されたからこそ天下を争うまでになったわけで。
やはり、人徳ってやつですわな~。

やっぱ、人に愛される人は幸せです。
だから、人を愛すことが大切だと思うんですよね。