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【BL】プロットどおりにいかん恋路【リップレ】

 プロットでは、こいつはこいつが好き、みたいなこと簡単に書けるんですよ。打ち込むだけなので。
 
 さらにはわたくしは攻 meets 攻 with受が好きで、攻×攻も好きなんですよ。は?って思いますでしょう。精神的に攻とか受とか言っていると埒が明かないので性行為ナシな作品でも性行為あったとしたら〜みたいな過程で受攻決めなきゃいけないのかも分からんね。それがジャパニーズBL文化なのかも分からんです。SNSなんかでもそんな感じが決定打というようなことを見ましたね。

 わたくしは腐女子を自称するには考えが偏屈過ぎて名乗れません。自創作以外のBL大体に苦手意識ありますからね。気持ち悪いとか単純に嫌いとか理解できないとかいう感覚ではなくて、なんで!ムカつく!イヤダ!って拒否感も確かにあるのですが、怖くなってしまってなぁ。

 だからジャパニーズBL文化を語れはしないし、或いはジャパニーズ近代BL文化なのかも分からんね。
 
 そんな話をしにきたのではない。

 

 わたくしがこうだからわたくしの創作キャラクターもこう!という論調は使わなくてもいいのですが、まぁ、他者に肉欲を抱けない体質みたいなのですが、何かしらに情愛は抱けそうな気がするんですよね。肉欲を抱く、この人と家庭を築きたい、異性相手ならこの人と子を作りたい、みたいなのが恋愛の定義になってしまうならわたくしは恋愛したことないのですが、自由型なら憧れに似た恋愛、恋愛する自分に酔っている的な恋愛ならできたつもりなワケです。

 この話がどこに直結するかというと、攻×攻ですね。挿入を伴う行為がなきゃダメか、という。ダメということはないだろうけれども。

 いいや、こんな話をしに来たのではない。

 プロットではこいつはこいつが好きになる、まではOK。ただそこに条件書きが必要になる。性行為を望む好意か、性行為は望まないどころか拒否感があるが好意を抱いている、ということ。

 ドストエフスキーの「白痴」ってやつを読んでから、そんなのありか、みたいな。ダブルヒロインなんですよ。主人公の公爵は片方のヒロインにロマンス的な恋愛と、もう片方のヒロインには放っておけない情愛を注いでしまうんですな。

 2通りの情をそれぞれ違う人たちに寄せていいのか、みたいな。

【リップスフレンド】だけでなくほぼ放置の【恋Aインソ夢ニア十ペスト】でも、性欲の伴わない情みたいなの書いてるんですわな。この意図が伝わるように書かれているかは不明だが。勘解由小路ってやつが、異性愛者なんだけど、同じ宗教の出の幼馴染()みたいな主人公の真城ってやつにちょっかいを出す。真城は高校時代から好きだった現在の隣人の十河にぞっこんなんですけどね。それで勘解由小路は十河と付き合って、そこに多分性行為があってもこなせるんでしょうけれども、真城にはまた別の情を見せるわけですな。

 受と攻の関係に性行為ありきな無言の了解を見てしまうワケですね。これは作中の受キャラクター、攻キャラクターは予期していなくても。だからつまり外在的要するに発信者と受信者の間に交わされた暗黙の了解ですね。
 年齢制限ない話だとちょっと例外も出てくるわけですが。

 で、多分わたくしの中で、ほぼ無意識無自覚な様式として、攻と受のキャラクターを出した時に、彼等の関係にはどうしても肉体関係が入ってくる。でもわたくしには他者に肉欲を抱くってことが理解できないんだな。
 そのために受をお色気担当、BLを成立させるための贄、スケープゴート、デコイに仕立てあげているのかも分かりません。わたくしが書きたいのは性行為は望まないし拒否感はあるけど気になるし誰にも渡したくない、みたいな攻に対する攻の恋慕なんですわな。そのほうが、他者に性欲は抱けなかったけれども自称他者に情愛を抱けるわたくしさんとしては解像度が高い。

 何故解像度が高いほうがいいかというとわたくしにとって創作というのが誰かに面白いものを提供するためというよりは日常は描かない日記帳みたいなものだからなんだな。

 こう書くと受を蔑ろにしてるみたいですけれどもね。こういう受が性行為をしているところしか見たくない、みたいなところもあり大体わたくしの書く受は同じ系統にはなりますね。


 うーん。最近お茶の間()ながら気になる男性アイドルがいて、わたくしより若いんですよ。未成年もいる。ダメだ、とか規制しろ!という話ではないのですが、腰を突き上げる振付があるんですよ。
 話変わるんですが、他者に肉欲を抱けない、というのは人格化された他者に、なのでアダルトサイトのアダルト目的が大前提になってたりする動画とかは観られるワケです。もしそこに映っている人と生で話す機会があったら観られなくなるかも知らんのですが。だから首から下とか強めのモザイクとかかかってないと観られないわけですね。

 そういうところで話を戻すと、その腰を突き上げる振付が情事を彷彿とさせるわけで、それを表現としてなかなか見られず、見せ物ではあるのですが、見てしまってすまなかった!という申し訳なさが先行するんですね。
 頭がある意味でピンク一色なわたくしが悪いんですわな。

 話逸らし過ぎて記事作ったときの目的、これで合ってるのか分からなくなって草。

 だからつまりな、プロットではこことここがこういうふうに好きなんだけど、書いているうちに、ここに第三勢力もいるからそいつがここのところに横恋慕してもわたくしの価値観というか体験上、あり得なくはないんだよな、っていう。

 性欲が抱ける!となると手っ取り早いんですけどね。異性愛者のつもりだったのに異性と性行為したくない、同性とも性行為はしたくないけど同性のあの子を誰にも取られたくない、みたいなことは起こりますね。
 恋愛はしたいですよ。異性と付き合ってみたいんですけど、ジェンダー関係の本を読むたびに、異性に性行為ナシの交際を求めるのって大分きっついんじゃない?って思いはじめるので、わたくしは独り身を通すことで不幸になる異性を1人救っているんですよ。(決心を固めずとも独り身だが……?)
 同性と付き合っても、劣等感を抱きそうなんですよね。相手はわたくしを好いてくれていたり、同性愛者かも知れないんですけれど、わたくしは同性愛者ではないからどうしても独善的に、わたくしに異性の魅力があればって、自分基準で考えそうでさ。だからつまり強靭な肉体ですわよね。強靭な肉体持ってない男性もいるワケですが。ファンタジーな異性化、つまり医療的な話ではなくなったときのことなんですけど、それを夢見たときは願望ばかりなんです、きっと。

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