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四世紀ぶりに日の目を見た 名車

2012年06月05日 | スタッフのつれづれ
お久し振りです。工場スタッフのT.Jです。
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先日、探し物をしていたときのこと、押入れの天袋からなつかしい物が出てきました。
それは20数年まえにある雑誌で見て、その精密さと総数2000個近いという部品点数の
多さに惹かれ、無理して購入したイタリア(ポケール社)製の、アルファロメオ・スパイダー・
ツーリング・グラン・スポーツの1/8スケールモデルカーでした。

作る時には苦労して数ヶ月かかって作ったものの、完成車を入れる適当なケースが無く
暫くはサイドボードの上に飾ってあったのですが、埃まみれになるので、大きめのビニール袋
(洋服のクリーニングの時ついてくる透明な袋)に入れタンスの上に、そこで猫に踏まれ破損。

修理してビニール袋に入れ、押入れの天袋に・・・・・・・・という末路をたどったものでした。
処分するのにはしのびなく、一念発起でケースを自分で作る事を決意。


 

まずは土台、ケースに合わせパインの集成材で床板を作り、その下に飾り足を四隅に取り付け、
着色・ニス塗り、床面にアクリルミラーを貼り、モデルカーの裏面も見られるようにしました。
また床下にカタログや説明書を保管する引出しも。

 

次にケースを3ミリの透明アクリルで作るわけですが、木工はお手の物なのですがアクリル加工は初挑戦、
まずはホームセンターへ行き、3ミリ厚1200ミリ×900ミリの透明アクリルを購入、これが結構高価……

その他にアクリル専用の接着剤・アクリルカッターと、アクリルを曲げるアクリルヒーターを購入。

まずはアクリルヒーターを使いやすくする為ヒーターの加工台を製作、これにヒーターを取り付けることによって
材料の安定性と正確性が向上しました。



さて、いよいよ本番のケース作りです。
まず長手方向に天井部分と両サイド部分のトータル寸法をカット。
次に奥行きの寸法をカットします。
このカットしたものを各々の寸法、天井部分と両サイドの高さの寸法の所に印をつけ、この部分をヒーターに当て
90度に曲げ「コの字型」にし、その内寸法に合わせ、前面と背面の板をカット、これをセロハンテープで仮止めして、
アクリル専用の接着剤を注射器で流し込む緊張の一瞬・・・

注射器の針の先端を継ぎ目に当て、徐々に接着剤を流し込む、毛細管現象により継ぎ目に一気に接着剤が広がる・・・
距離が長いのでこの繰り返し、何とかうまくいったようだ。

話は前後しますが前出の床面に張ったアクリルミラーは、この出来上がった箱の底面の内寸法にカットした物。

 

2日がかりで出来上がったものは幅62センチ、奥行き33センチ、高さ30センチ。
結構存在感のあるものに出来上がった。(自画自賛)
これで晴れてリビングへ・・・・・・






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