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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

晩秋の雨の日の夕方は狭い車で買い物に出たくなる

2015年11月08日 | 

長いタイトルですね。

今日は一日雨でした。夕方、用事があって買い物に出ました。

今回のお出かけのお供は「黒にゃん」号。
 

デザインは最新モデルに劣らないのですが、サイズは現在の軽自動車より二回りは小さいのです。
狭いです。天井も低いです。
背筋を伸ばすと天井までは一寸(約3センチ)ほどです。 
天井と背中側はいずれくりぬいてやろうかな。
この車はフレーム付きなので、ボディの改造はかなり自由なのです。
いっそオープンカーにでも……。

まあでも、狭いキャビンも悪く無い。
まさに、コックピットです。
コックは雄鶏でピットは小部屋。闘鶏のニワトリを待機させておくカゴや箱のことらしい。
昔の軍用機(特に単座戦闘機)の操縦席は機能重視のために狭かったので、そこに詰め込まれる操縦士が自虐的にそう呼んだたようです。
オレたちゃ闘鶏のニワトリだぜってね。 

しかしながら、ネコおよび人類の一部は狭いところを非常に好みます。

はい、ワタシも好きです。狭いとこ。

この軽トラのキャビンはまさにコクピット。
2気筒のビート、ダイレクトなステアリングフィール。
僕の中では、コイツはバイクより上、自動車より下の存在なのです。
この「上」とか「下」というのはシンプルさ基準で、よりシンプルなのを「下」、複雑なのを「上」と言っているだけで、価値や価格ではありません。むしろ、僕自身の基準ではシンプルなものほど格としては「上」です。

つまり、コイツは雨に濡れないバイクみたいな位置付けなのです、僕にとって。 
だからエアコン無しでもOKです。
これからの季節、夕方から夜ならエアコン要らないしね。昼間は日が出ていると結構暑いのですけど。

一部では旧車というカテゴリに入れられていますが、田舎ではまあまあ見かけるクルマです。
ジジイがトロトロ走らせているクルマです。 
特に珍しくはありません。

しかし、そのポテンシャルは素晴らしく、峠の下りであれば小型軽量を生かして馬鹿にできない走りをするのです。
コイツの後ろ足は、スバル伝統のVWそっくりさんです。ビートル(VWタイプ1)後期以降、及びその流用のポルシェ924、944そっくりなのです。
ポルシェお得意のトーションバースプリングと、ねじれるトレーリングアーム、もともとスイングアーム式サスペンション向けだった設計を……。
おっと、ついアツくなっちまったゼ。 

ま、普通にお買い物するだけですけどね。 

次回、もちっと語ろうか。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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続きを激しく熱望! (tachinon)
2015-11-09 19:07:13
「ねじれるトレーリングアーム」・・・やっばりそういうメカだったのでしたか。なんか前輪のアームは、ハンドルをひるためとは言え、必要以上に大きいのでは、・・・と思ってました。続きを熱望したします。
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図がない…… (吉倉(ブログ主))
2015-11-09 21:55:45
tachinonさん、ようこそ!

うーむ、手頃なサスペンションの構造図が無いのですよ。
図を雑誌や本からスキャンするのは使いにくいし。著作権的に。

この4代目サンバーはWikiによると2WDのフロントはセミトレーリングアームで、4WDのフロントはストラットのようです。

このフロントにセミトレ(それも太い一本アーム)を持ってくるってのは、国産車ではほとんど見られません。
かなりクセの強いステアリングフィールでした。

ホントはセミトレのフロントを持つ3代目サンバーの軽トラ4WDも欲しかったのですが、すでにプレミアが付いていて高価なのです。
日本初の軽トラ4WDですし。

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