吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

五代目軽トラ

2018年02月06日 | 

本格的に実戦配備!

すでに去年から手許にあったのですが軽トラ五代目本格稼働です。
先日、荷台の箱というか囲いが出来上がりました。
こうなって初めて自分のクルマになったという感じがします

運ぶものが道具や小型のオルガンが主である僕の場合、軽トラの荷台に何らかの囲いは必須なのです。
その歴史を見るに

TB2 もう10年前!から試作が始まっています。

前任の「黒にゃん」では箱式を試しています。

さらば黒にゃん この記事の終わりにはすでに五代目が出ています。

では写真を見てみましょう。

バンと同型のダイハツ ハイゼットです。
同じ車種が複数あると事業所っぽいというか、基地っぽいというか、正規軍的な何か萌えるものありません?
無いですかそうですか。

最低限の材料で作るというのは最初からのコンセプトです。仕事の廃材のベニヤ板やツーバイ材を主に使用しています。
この作りは三代目の軽トラで培われたものです。
三代目ではこの「囲い式」で、四代目では「箱式」を試したわけですが、僕の使い方では「囲い式」の方が良かったのです。
サンダーバード2号のように用途に応じてコンテナ交換というのは現実的ではなかった。
道具なんかは仕事場でも使うからコンテナに入れっぱなしというわけではありません。
結局下ろした場合、場所を取る空の箱を置いておくことになるからです。
サンダーバード2号式が成り立つのは、コンテナ内の装備は基地では使わないで仕舞いっぱなしという前提なのですね。
この「囲い式」は容易にバラせて板状になるので外した時に保管場所を取らないのです。

両サイドはスライド式で開閉出来ます。後ろは大物の積み下ろし以外はあまり使わない方針です。
天井高は1,200ミリほど。ほとんどのリードオルガンはこの高さで入ります。
駐車場のことを考えて、高さは抑えてあります。
屋根はシートなので多少高さが増えてもカバーしますし、外せば青天井です(法的高さ規制はありますが)。

側面パネルはアオリに固定してあります。前回は12ミリベニヤ板でしたが、今回は9ミリです。

後ろ姿。そう、パワーゲート付きです。

ゲートに付いているのは木製フォーク。こいつの役割はまた近々。

開けるとこんな感じ。

外側には耐候性塗料を一回塗りました。

完成直後にリードオルガンを積んで高速で神戸に行く、しかも雨は降る、雪まで降る、といういきなり過酷条件テストのようなデビューでしたが無事任を果たしました。

使い勝手が自分好みになってとても快適です。
三代目軽トラで培った積載ノウハウがそのまま使えるというのは想像以上に心地よいものでした。
新しいのに昔から使っている道具のように手に馴染む感じ。

軽トラ本体の話はまた。


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