久々に古い写真から。
中学3年生の文化祭でクラスで作った五重塔です。
段ボールと木で出来ています。
ちょいとばかしシルエットが変ですけど、それもご愛敬ということで。
屋根の垂木もなかなかの仕事ですね。
最後の組立の時、ほぞがひとつ引っかかってしまったのを、一番がんばって
作っていたヤツが塔内にもぐり込んで切りました。そして組み上がって皆で喝采。
……そいつは後年、大工に成りました。
九輪と水煙の製作者は後にパイプオルガン職人になったのでした。
文化祭の後、九輪と水煙を残して塔は燃やしました。
感動的だったなあ。青春は遠くなりにけり……。
そう、思い返せばこれが自分の生業選択の原点だったのかもしれん。
中学生なのに学校に深夜まで残り作業していた(それが許されたのだからいい時代だった)事が、ついこの前のように思い出されるけど、もう30年以上経ってしまったんだなあ・・・
そう、学校に深夜まで残って作業するという非日常感は良かったな。
クラスの皆の違う面が現れたりして。
自転車でのナイトランも良かったな。
夜、外を出歩くこと自体が何か特別なことだった。
今や、夜間の外出も深夜までの残り仕事も日常になってしまって、感動
よりは面倒を感じるようになったのは歳のせいか?