吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

古い写真から

2011年02月21日 | 自分のこと

久々に古い写真から。


中学3年生の文化祭でクラスで作った五重塔です。
段ボールと木で出来ています。
ちょいとばかしシルエットが変ですけど、それもご愛敬ということで。

屋根の垂木もなかなかの仕事ですね。

最後の組立の時、ほぞがひとつ引っかかってしまったのを、一番がんばって
作っていたヤツが塔内にもぐり込んで切りました。そして組み上がって皆で喝采。

……そいつは後年、大工に成りました。

九輪と水煙の製作者は後にパイプオルガン職人になったのでした。

文化祭の後、九輪と水煙を残して塔は燃やしました。
感動的だったなあ。青春は遠くなりにけり……。


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2 コメント

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Unknown (伊那の大工)
2011-02-22 07:04:32
おお、よくこんな写真残っていたなあ。

そう、思い返せばこれが自分の生業選択の原点だったのかもしれん。

中学生なのに学校に深夜まで残り作業していた(それが許されたのだからいい時代だった)事が、ついこの前のように思い出されるけど、もう30年以上経ってしまったんだなあ・・・

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日常化した非日常 (ひろにゃんof風琴屋)
2011-02-27 00:15:23
伊那の大工さん、ようこそ!

そう、学校に深夜まで残って作業するという非日常感は良かったな。
クラスの皆の違う面が現れたりして。

自転車でのナイトランも良かったな。
夜、外を出歩くこと自体が何か特別なことだった。

今や、夜間の外出も深夜までの残り仕事も日常になってしまって、感動
よりは面倒を感じるようになったのは歳のせいか?
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