吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

今一番欲しいもの

2009年05月29日 | 自分のこと
先日、十ン歳ほど若い女性(アラサーってそんなに若いんだ!)に、大学時代エンジョイしたんでしょ、と言われました。
…どうも彼女は僕を誤解している気がするんだよなあ。まあ、会って間もないから仕方ないか。
それにそのエンジョイという言葉は昨今聞かんぞ。

僕の大学生時代はバブル真っ盛りで、若者は就職の心配もなく、ジュリアナ東京とかには「お立ち台」というのがあって、ボディコン姿の女の子がぎっしりとそこに立って、羽の扇を持ってうねうね(踊りとはいえないね)していて…。

いや、テレビで見たんだけどね。

…ぜんっぜん無縁でした。あ、六本木のディスコに一回行ったか。
えーと、友達と居酒屋とか。あの頃は地酒にちょっと凝っていてね。
それからポンコツ車でどこでも行ったっけ。
長期休みは伊那の友達のところにリゾートに行って、有機農家を目指している仲間の手伝いをしたり、渓流に魚を取りに行ったり…。

…そんなものです。

エンジョイ、バブル!

ですか?

バブル期のアソビを知ってしまった人は、お金を使わない楽しみ方が出来ないといいます。
そういうものなんでしょうか?

確かに、たまに都会に出るとお金が出て仕方が無いですね。
お金がないと何も出来ないと感じるのも無理からぬことかもしれません。

僕は普段、現金を持ち歩かないことはよくあります。
運転免許がないとマズいので、財布は持っていますけど、お金は空だったりします。
お金が要るときには家内に要請します。

「男子たるものひとたび外に出れば7人の小人ありだ」
白雪姫っすか?

「カネがものを言うこともある」
そうだ、金と女と権力は男のロマンだ。

「千円もあればいいや」
あっ、二千円もくれるの♪
う~ん、財布に紙のお金が入っているとリッチな気分♪♪

こんなもんです。

でも、無欲というわけではありません。

仕事でもそれ以外でも、やりたいことやらなければならないことはたくさんあります。
例えば、家の内外にいろいろ作る、畑や敷地の整備などです。
それらをお金で他人に依頼したとすると、それはそれは大変な金額になります。しかも、多分期待通りには出来ません。
第一、楽しみでもあるので、他人にやってもらうのには抵抗があるのです。
それで、先延ばしにしても自分でやることになるのです。
なのでいつでも未完です。

時間は欲しいです。すっごく欲しいです。

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