吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

愛の反対は

2008年08月18日 | 思うこと
去年の記事ですが、やはりこの時期には出てくる話題です。
折りしも今年は北京オリンピック。
近隣諸国との関係はなかなかすっきりとはいかないものです。
仲が悪くて当たり前

すぐに結論が出ないこと、決着がつかないことに耐える強さが大切だというのが僕の持論です。
現代人はせっかちですから、時間の掛かることは苦手のようです。
ただ、意外なのは、有名な観光施設やレストランで、行列が出来ることです。
僕など大人しく並んで長い時間待つのなんてまっぴらご免なので、皆さんよくやりますねえという感じです。

僕はネット上の掲示板というものをほとんど見ないのです、不愉快な気分にわざわざなりたくないですから。
それでも検索時に当たってしまってちょっと読んでしまうことがあるのですが、まあ、皆様、反対意見や、自分を否定されるような言葉に弱くていらっしゃいますね。

ただね。この日本というものが悪く言われたり、敵視に近い見方をされるという事実は悪いことではないと思うのですよ。

「愛の反対は憎しみではなく、無関心です」

というのはマザー・テレサの言葉ですが、これは深いです。
憎まれたり嫌われたりすることは、たしかにイヤなものですが、意識さえされないことよりは、ずっとマシだと言えます。
相手に意識されるということは、たとえそれがマイナスの感情によるものでも関係を構築しうる可能性があります。
憎しみは、愛とは反対の位置にありますが、ともに絶対値の大きい感情、他者への関心という点では同様のものだとも言えます。

有名になったり、成功して目立ったりすれば必ず「アンチ」が現れます。
あんないい人はいないと思える人にだって「アンチ」は必ずいます。
よく有名税なんていわれますけどね。

なので、この日本が良くも悪くも言われなくなることの方が、本当の危機だと思った方がよいです。
ジャパン・バッシングよりジャパン・パッシングの方がマズいです。
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有名人のブログは、24時間監視体制で書き込みをチェックしていたりするそうですね。
大変なことです。

ここは、そもそもマイナーですし、訪れてくださる皆さんがまた揃いも揃って良い方ばかり!
本当にありがたいことです。
有名でも成功者でもないのに有名税を払うなんてご免ですからね!

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