吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

旅と空想へ

2008年08月14日 | 地域のこと
昨日はちょっとご近所観光をしました。
この北杜市内にはいくつもの小さなギャラリーや美術館があります。
案外行かないものなんですよね、近場に住んでしまうと。

というわけで、今回は以前から行ってみたかったところへ
清春 旅と空想の美術館

「旅」も「空想」も僕にとって不可欠なものなのに、最近、決定的に不足しています。
どうもこのところ気が晴れないのは、その辺にあるのではないかと。
つまり「心の栄養失調」の疑いが濃厚だと思ったのでした。

家から、例によってカブで、出来るだけ観光客の車が通らない道を選んで長坂へ向かいます。
そこから、谷をひとつ、ステップずりずりのコーナリングで越えると、清春地区です。

とても小さな美術館です、絵画や彫刻の展示とともに、ここは常設のクリスマスグッズのお店もやっています。
毎年、ヨーロッパ各地のクリスマスの紹介もしています。
前回はチェコだったそうです。10月から次の展示に入るそうです。

館長の清水純子さんと館内のカフェでいろいろお話をしました。
店内のヨーロッパの小さな作り物達を見ながらね。
丁度、ほかにお客がいなかったので、ゆっくりと過ごせました。
話しているうちに、だんだん自分自身の中で眠っていたものたちに気付きました。
僕が何故、ヨーロッパの伝統工芸のようなものであるパイプオルガン製作に惹かれているのかということが改めて確認出来た気がします。
最近、それを忘れていたみたいですね。
やっぱり「心の栄養失調」だったようです。
その辺はまたの機会に書きます。

う~ん、ヨーロッパの教会の彫刻や、木製祭壇などを見たくて堪らなくなって来たぞ!
そこには僕のエネルギー源があるのです。
一流の作家の彫刻ではなく、名も無い職人の作品、多くは左官屋や石工、大工の手になるもの、そういうのって日本の美術館には来ないんですよね。
写真集なんかも見かけませんし。
ヨーロッパ在住の知人に写真を撮ってもらおうかな。
あと、古い教会付属の博物館のパンフレットなんかも良いかも。
良いウェブサイトがあったら教えてください。
バテた心に活を入れたいのです。

あんまりくつろいでおしゃべりをしていたので、カフェで頼んだコーヒー代を払うのを忘れてしまいました。
ひろな~ん無銭飲食!
ええ、今日ちゃんとお詫びして払ってきました。

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