吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

第三期スタート!

2020年06月25日 | 

ハイゼットバン車検通しました!

宣言通りにな!

参考過去記事

その名は救済者

続投

第二期!

しばしの別れ

いやしかしキツかった。雨で作業は進まないし、簡易ピット作戦は失敗。
雨で想定以上にぬかるんでダメだった。

で、埋め戻し

仕事場の脇を整地して作業スペース確保

最初からこうすべきだった。

予定は遅れるし、発進予定は迫って来るし。

今回の作戦のヤマはエンジン後ろ側のクランクシャフトオイルシールの交換。
これはやっておきたかった。
やらなくても車検は何とかなるけれどどうしてもやっておきたかった。

以前クラッチ交換をした時についでにやらなかった後悔を晴らさなければならないのだ!
これはたかがポンコツ自動車の修理の話ではない。
過去の自分との決着なのだ(いやそれほどでは……)。

オイル漏れ自体は大した問題ではない。気をつけてオイルを切らさないように継ぎ足せば良いのだ。
でもクルマの下側は油と泥が混じったベトベトがこびりつくのだ。
下に潜るとそれがポロポロ落ちてくるのだ。
プロはスチーム洗浄をしてキレイにしてから作業するのだけど、

そんなものはない!欲しいけど。

手に入れるつもりもない。欲しいけど。オレはクルマ屋ではないのだ。
クルマ屋ではないオレはダーティーな環境に耐えねばならないのだ。

さらに組む時、プロペラシャフトが抜けてくっさいトランスミッションオイルを浴びてしまったのだ。
『油注がれし者』と言うとかっこ良い。
素人車いじりの皆様にこの名を捧げよう。

だがやったゼ

ブレーキクリーナーが足りなかったので、手指消毒用に買っておいたイソプロピルアルコール99.9%ストレートのスプレーを使用、油がよく落ちて良い。

ブレーキパッド、シューは交換しなくても車検はクリア出来たのだけれど。

まあこの際……、結構ヤバかった!

ブレーキのエア抜きツール

チューブの先はちょいと加工して逆流防止弁にしてあります。

車検予約当日にようやくなんとか。まだ届いていないモノがあったけどとりあえず車検は通る。
まあ一応納得の域に。

車検が切れて一年を越えていて自賠責もとっくに切れているので、まずは自賠責。
JAというか農協に行ったのだけれど、すごく時間がかかったのであった。
受付女子は可愛くて(マスクしてたけど)良かったのだけれど、先輩に訊いたり、上司に確認を取りに行ったり、書類が手書きだったりで、30分以上かかった。
21世紀だよ?
法的問題が無ければ、コンビニでも出来るような手続きだよ?
まあ、農協だしな(JAとは言わん)。

結局かなり手間がかかった。
自分でやっているから人件費はかからないのですが、もっと新しいクルマを手に入れた方が安いかも知れない。
今まではそうして来ました。
でもね、何故かこのクルマには愛着があるのです。
最初からボコボコのボディで、かなり後までエンジンのコールドスタート系はダメだったし。
いろいろ直したものだなあ。
後ろのリーフが片方折れたし、前サスのロアアーム、ストラット、ステアリングセンターアームのブッシュ、
それから……。
入手時すでに走行距離13万キロ。今26万キロ。
どうしてここまで直し直し使って来たのか自分でもよくわからない。
普段ならとっくに買い替えているところです。
苦しかった日々をともに過ごした相棒的な感覚があるのだろうか。

もう主力作業車は軽トラだし、こいつは主力から外せるので今度はいろいろいじるかな。
僕は君に『救済者』の名を与えた。もうひとつの候補『復讐者』にしなくて良かった。
君はいくつものオルガンを救い、僕も救った。だからもう救わなくても良い。
今日から君は『蒼き豚』号だ。真名ブラウ・ファルケン(蘭)だ。
略称蒼豚!
青春ブタ野郎みたいだ。

君の第三期が楽しみ、何より楽しみに満ちていることを祈る。使い手のオレにかかっているわけだが。

今日届いて交換したベルト

またよろしく頼むぜ


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