見切り発車が基本です。
充電池のこと。
一番関わりがあったのは、充電ドライバードリルかな。80年代からです。
でも自分で所有したのは、結構後になります。
だって高価だったから。昔は。
最初に所有した充電ドライバードリルは中国製の安いヤツでした。
電池がすぐに力尽きて、しかも充電時間は3時間くらいと長く、スペアのバッテリーパックも売っ
ていなかったので、使い物になりませんでした。
ニカド電池(ニッケル・カドミウム電池)の充電時間はどんどん短くなったけれど、メモリ効果とい
う現象(電池を使い切る前に充電するとその状態が空だと電池が覚えてしまう、つまり容量が
小さくなる)が後になってわかって、充電時間はまた少し長くなり、充電のタイミング(使い切って
から充電する)は使用者への注意として追記されました。
次に、新電池、ニッケル水素電池が出た時、当初はメモリ効果がないと言われていたのです
が、やっぱりありました。現在はほとんど解決されたようですが。
それから発熱による事故も起こりました。
充電器に強制冷却ファンが装備され、バッテリーパックも空気が流れるようにスリットが付けら
れました。
現在はより小さくて大容量のリチウムイオン電池が主流になりましたが、この電池もデビュー
後、発熱、破裂事件が多発しています。メーカーによっては改良のためということで、デビュー後
まもなくにも関わらず変更されています。
リチウムイオン電池は携帯電話の小型化にも寄与していますが、やはり発熱、破裂事故は現
在に至るまで発生しております。
一方、ニカド電池やニッケル水素電池は充電道具用電池としては第一線を退いてから技術の
熟成が進み、信頼性、安定性は良くなっています。特に通常の乾電池の代替としてはニッケル
水素電池一択状態です。
充放電回数ン百回(ただし、条件による)とか、容量2倍!(当社比)だとかにずいぶんとダマさ
れましたよ。
まあ、最初からそんなに信じていなかったけどね。
本当に充電池は見切り発車ばかりです(現在形)。
もっと研究、熟成してから出して欲しいのですが、それが出来ないのは競争に勝つため?
生産者責任という言葉がありますが、日本でその言葉が使われ出す以前の製品の方が丁寧な
仕事が多かった気がします。
責任を明確化したというより、責任の範囲外を規定したというか。
ここまでは責任を取ります、と言うのと、ここからは責任を取りません、と言うのは同じことかも知
れないけれど、何かこう立ち位置が違うというか、視点が違うというか、姿勢に違和感を感じる
のですね。
次は定期購読している雑誌に電気自動車の試乗記があったのでその話。
その前に高遠の桜の写真を入れるかな。
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