吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

カブも元気です

2014年05月25日 | 

カブも生きております。

雪に埋もれたりもしたのですが、健在です。
数か月振りでも一発起動はさすがです。

去年後半から換えた部品は、まずレッグ・シールド。
安価なリプロダクション品もあるのですが、今回は中古のホンダ純正を採用。
意外と古いものだったようで、このモデル本来のものとは一部寸法が違います。
カブってずっと昔から変わらないようでいて実は結構変わっているのです。

それとキャブレターのパッキン類の交換。ついでに分解掃除。
結構詰まっていた燃料フィルターも交換、すごく調子良くなりました。

バッテリーは激安にしたのだけれど、一か月でダメになってしまった。
そこで、もうちょっと高い台湾製日本ブランドを買う破目になってしまったのですが、これは現在のところ快調です。
別にバッテリーが無くても用は足りるのですが、セルモーターを使いたかったので。
90cc(正確には85cc)のバイクなんぞキックで十分なのですが、セルモーターのベアリングを交換したのよ。無くても良いものでも現にあるものが不調なのは気分的に許せなかったのよ。
で、直したらやっぱり使わなきゃもったいないでしょ。

それからステップとそのゴム。
以前コーナリング時のバンク角(傾けられる角度)を稼ぐためにステップ両端をゴムごと切り詰めたのです。
カブはステップの位置が低くて幅も広く、しかも固定式(スポーツバイクは可倒式)なので、ちょっとマジでコーナーに入るとすぐ地面に接触して、場合によっては引っかかったりして危険なのです。
で、切ったわけですが、そうすると足の置き場が小さくなる。
実用車たるカブが実用性を犠牲にして走行性を上げるというのもどうかと思うので、ノーマルに戻したのです。
やっぱり実用車は実用車。積載性と乗り易さが要です。

そこで箱を用意しようと思うのですが、出来合いの箱じゃつまらないと思っていたところ、先日銀座のワイン屋で木箱を発見。これを仕立て直して作ろうかと。
おフランスのワインの箱よ。シャトー ローザン セグラ350周年記念とシャトー パルメよ。
この箱の中身はカブよりお高いのでは?

なーんかこのところのんびり走るのが心地よいのです。
スピードを落としてエンジンの鼓動を楽しみながらね。
たった3速の変速も上り坂のスピードを諦めればこれで十分。
以前はパワーアップしようとか、足回りを改良しようとか思ったこともあったけど、もう別にいいや。
燃費も良いし、壊れないし、良い状態を保てれば。
ま、オレも年を取ったってことかね。


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