長い間仕舞い込んでいたパワーアンプ、Crown D-150A2は快調にスピーカーを鳴らしていました。
しかし本日、右チャンネルより明らかな歪を感じるようになりました。
ピアノやサックスの倍音がビビります。
以前からその前兆はありました。
ACが乗っている様なノイズがありまして、原因を探さないといけないとは思っていましたが、その時は機器の故障ではないと考えていたので後回しにしていたのです。
パワーアンプへの入力であるラインケーブルを左右チャンネルで入れ替えても症状は移行しない。
パワーアンプからスピーカーへの出力端子を左右チャンネルで入れ替えても症状は移行しない。
っとすると、ノイズの原因はパワーアンプにあると判断できます。
D-150A2のシャーシ・カバーはネジを2ヶ所緩めると外れます。
その状態で撮影したのがTOP画像です。
緑色の基盤に並ぶ電子部品の内、背の高い円筒状のもの、電解コンデンサです。
膨れております。内容物をブチ撒ける寸前だったやも知れません。
ノイズが出ていたチャンネルのデカップリング・コンデンサです。
ノイズが出て“いなかった”チャンネルのデカップリング・コンデンサは膨れていませんでした。
テスターでコンデンサの静電容量を測定しても特に差はありませんでした。
早期発見できて幸いでした~。
現在、交換用のコンデンサにニッケミのKZEを発注しております。
故障したと思われるコンデンサは基板上で他の部品に挟まれるように実装されているので、幅の大きなOS-CON等は使えませんでした。
どのように症状が改善されるか?
どのように音楽が変化するか?
楽しみです!
交換部品の到着が待ち遠しいです。
単価が安かったので余分に買っております。
仰るようにケミコンはオーディオ機器を構成する部品の中で最も寿命が短いものです。
同じ様な不具合がある方のお世話ができるかと思って余分に買っております。