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日々雑感。

rainbow love portions

2009-04-24 | 写真
先日のお菓子展に出した作品その壱。
タイトルは「rainbow love portions」
直訳すると虹色媚薬、ね(笑)

高そうなお菓子を撮ると
どうしても「カタログ写真」みたいになってしまいそうで
今回はそういう感じじゃなくしたかったので
そこいらへんでいくらでも手に入るような身近なものを
なるべく「商品解説」的ではない方法で撮りたいな、と。

とか言って、これは結局、割と「商品写真」的になっちゃったんだけど…^^;

ジェリービーンズのカラフルさ、も、ポイントなのですが、
実は、ガラスの容器にうつったカラフルな色彩が気に入ってます。

フォトグラム!

2009-04-19 | 写真
朝起きたら、
太陽が燦々と輝いていて、
これはあれだな、
フォトグラム日和かも!

と思って、
以前、phatphotoの付録についていたフォトグラム体験セットを
ごそごそと探し出して、レッツ、フォトグラム!

フォトグラム、っていうのは、
簡単に言うと、
カメラを用いずに、印画紙の上に直接物を置いて感光させて写し撮る、写真術。
ま、要するに「日光写真」ですね☆

フォトグラムについての詳細は→こちら

手順としては、

a.ネガとか透明とか半透明な素材を手元に用意する
b.印画紙を出す
c.印画紙の上にネガとかものをのせる
d.5秒くらい待つ
e.アイロンを当てると光があたらなかった部分が青く浮き上がる
 (このキットの印画紙は熱現像感光紙を使っているのでこの方法)

以上、という、とてもシンプルな方法。

さて、チャレンジしてみた成果が、今日の写真。

1は、モノクロのネガフィルムをのせてみた(上は自分の影、下のは渋谷の街灯)
2は、コロンの瓶をそのまま印画紙に乗っけてみた
3は、付録についていた薄手の透ける紙に印刷された鴉の絵
4は、カラーネガを焼き付けすぎて真っ黒になってしまった(失敗)
   アイロンで定着させる時にスチーム孔の部分だけ熱が届かず点々模様に…(笑)

透けてるものを、直接乗せてみる、っていうのが、面白かった。
いろんな香水瓶でシリーズで撮ってみたら綺麗かも…。



写真との距離感

2009-04-10 | 写真
写真に対するスタンス、というか、
こめる気持ち、とか、
表現を伝える範囲とか度合いとか、
そういうのは、
ほんとに人それぞれで、
話を聞いていると面白い、と思う。

そもそも「なんのために撮っているか」
というのも、人それぞれだしね。

私にはまだ、
写真に関する確固たるスタンス、
というか、哲学みたいなものはなくて、
日々、右往左往して、
一喜一憂して、
ぐらぐら揺れて、
道に迷ったり、道草したり、という感じだけれど、

でも写真を撮るのは楽しい。

と思えるうちは、写真を撮ろう、と思っています。

人に見せることに関しては、
これまた優柔不断で、というか、
どうしていいのか、計りかねていて。

誰かが見てくれて
「これ好きです」とか言ってくれるのは
ほんとうに嬉しくて、
でもそのために撮ってるのか?っていったら
そうでもないみたいで、
だけど、誰にも見せることなく、
コツコツと自分のためだけに撮りためるほどの情熱は
ないかもしれないしあるかもしれないし、
うーん。

いずれにせよ、その先にあるのはなんだろう?と目を凝らしつつも
その先なんてちっとも目指してない自分もいて、
謎だらけです。

まぁ、いいか。

写真を撮ることで、
自分の内側をちょっと知る(というか覗く?)こともできたし、
友達も増えたし、
世界が美しく見えるようになったし、
いろんなことに自覚的になったし。

焦らず、
無理せず、
撮っていれば、
そのうち、またなにか、見えてくるものもあるのかな。
そうだったらいいな。

写真にまつわるエトセトラ

2009-03-21 | 写真
写真を撮るようになって、
写真って撮るだけじゃなくて、
いろいろ楽しみ方があるんだなぁ、
ということに目がいくようになりました。

ひとつは、写真SNS。

なんといっても有名ドコロはflickrかな。
いろいろ楽しそうな写真加工のツールとかも充実してます。
ただし、登録やコミュニケーション時の標準言語は英語、になるかな。

オシャレな感じだとfotologue
フラッシュ多用の画面はカッコいいけど、時々ちょっと重い、かも。

私が使ってるのはzorg
ここは穏やかな感じ。なんとなく居着いてます^^;

そして、写真を使った雑貨づくり。

そのものズバリ「写真でつくる雑貨」、という本も出てるし、
デザフェスとかをひとまわりしても、いろんなアイディアがある、のがわかって
そのうちいくつかは、自分でも作れそう、とネタ帳にメモしてあったり。

ビックカメラとかに立ち寄っても、
SANWA SUPPLY JP-TPR6 インクジェット用Tシャツ転写用プリント紙とか
手作りうちわキットとか
いろいろあるし。

ショップに注文してTシャツやタンブラーをオリジナルで作る、という方法もあり。
例えばDESGIN GARDENとか。

あと、写真がたまってきたら、
photobackとか
mybookとかで
写真集を作ってしまう、というのも楽しいです。
photobackは文庫本サイズも作れて、コトバとあわせていつか作ってみたいなぁ、と。

或いは、自分でアルバムとか豆本とかを本ごと作っちゃう、っていうのも
楽しそうだよなぁ、とか。

いまひとつ、納得のいかない写真も、
マイ素材集として「花」「錆」「ロック!」とか
そういうふうにpicasaなんかでタグつけて管理しておけば、
ブログや季節のカードなどを作る時に便利だったり。
(…ってこれは、今、私も整理中だったりするんだけど)

撮ったら撮りっぱな、では、勿体ないじゃん?

カメラを手にしたら、
まずは撮ること。
そして、楽しんじゃうこと。

それが大切なんじゃないかなー、って思うのさ。


写真でつくる雑貨
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白い世界

2009-03-14 | 写真
ケンジくんの参加している
北海道ピープル写真展「白い世界」に行ってきました。

北海道、行ったことないんですよ。

地球規模で言えば、
紐育も倫敦も巴里も行ったことあるのに
日本に限って言うならば、
本州から出たことないのです…
北は青森、西は広島まで。
行動範囲が狭いっ(笑)

そんなわけで、この展示見てる時間は、
つかのまの「北海道旅気分」って感じでした^^

なんかねー、北海道って、空気の色、違うんだなぁ、って。

そりゃ、東京と京都では違うし、
東京だって、
浅草と六本木じゃ空気の色はやっぱり違って、
写真にも、それは、写るものなのだ、と思うけど、
北海道の暮らしを撮ったその写真たちは、
知らない空気の色を、
嗅いだことのないようなにおいを、一枚一枚から感じました。

* * * * *

<東京>
2009年3月12日(木)- 22日(日)
11~20時まで/月~水は休館
◎カメピストア&ギャラリー「monogram」
〒152-0004 東京都目黒区鷹番2-19-13-2F
Tel 03-3760-5852

回答編

2009-02-15 | 写真
何かと何かをくっつける役割を持つ道具だけれど
油断していて針が刺さると痛いし血も出るし
誤った使い方をすれば誰かを傷つけることも可能


…ってなんだ?

答えは安全ピン。そして愛(笑)

ってなわけで、これが、「愛」をお題にした「ラヴ展」に対する私の回答でした。
Love展にいらしてくださった皆さん、ありがとうです。
展示はあと2日間、火曜日まで続いていますが、前倒しでお披露目。

愛って考え出すとキリがないテーマで。
会場に展示されてた60展の「愛」たちも、人それぞれ、解釈それぞれ。

傷を癒すの愛。
刹那の愛。
慈愛。
暖かい愛。
楽しい愛。
踊りだすような愛。

どれも正解。
そしてどれも、それだけでは拾いきれない広い意味を持つ愛。

ま、それだけ、お題にして不足のないテーマ、とも言えるけど
取り組む側は四苦八苦しますだよー(笑)

私は皮肉屋だから、
どうしても、意地悪な解釈をしてしまう。

安全ピン案が決まる前から、
何か、イガイガしたり醜かったり冷たかったり、
そういう「暖かな愛というイメージ」から遠く離れたものを
使いたいな、と思っていて。

どうしてか、って言えば、
冒頭に言ったみたいに、
愛って、決して暖かくて優しいだけのものじゃないからだよ。
そんなの、これくらい長く生きてりゃ(笑)、わからないほうがどうかしてる。

愛は御伽噺じゃない。
愛はお菓子でもない。
血の通った人たちの死闘みたいな部分も含まれている筈。

それで、そんなようなものをあれこれ撮ってみたんだけど、
いまひとつだなー、うむー、というところで、
ふと、コンビニに立ち寄ったときに安全ピンが目に入る。

これ!
これだよっ。キラリンっ☆ ←アイディアがひらめく音。

安全ピンと言えば、パンクのアイテムのひとつでもあるしね。
金属だから硬派でしょ?おまけに金属撮影は私の得意分野さっ。

とまぁ、こんなわけで今回の作品はできあがりましたとさ。
photomatix使ったから立体感がリアルで面白い仕上がりになりました^^

THE PORTFOLIO

2009-02-11 | 写真
明日から開催のLove Winter Tokyo展のポートフォリオ用に新しく作ったMy book

もし、会場に行かれることがあったら、
ついでに見ていただけると嬉しいです。
(もっとも、zorgユーザーの方には、目新しい写真はないと思われますが…^^;)

私の写真はモニタの光源と相性がいいみたいで、
モニタ越しだと、数割、良く見える傾向があるなぁ、という気がします。
なので紙ベースに落とし込むと、ちょっと印象が違って見えたり^^;
そのへんを面白がって見ていただければ本望です。
多分、参加者の人たちのポートフォリオがまとまってる棚みたいな場所に
置かれていると思います。
背表紙は黒に白抜きで「THE PORTFOLIO」←そのまんまデス(笑)
18cmx18cmサイズのMy Bookで作りました。

で。

肝心の作品のほうは、というと、
今回は「サムホールサイズ」という22.7×15.8cmのパネルで出展。

このサイズが私の出すギャラリーの60人全員の規定サイズなので、
縦横の差はあるものの、タイルみたいに一定のリズムのある感じの
展示になるんじゃないかなぁ、と思ってます。面白そう。

そんなたくさんの作品の中から、私の作品を探し出すのは大変ですよね?
(もっとも敢えて探さずに、全員のを丁寧に見て欲しいことは欲しいのですが。)

そんな場合のヒントをひとつ。

赤い!

そう、私の写真は赤いのです。
まっかっか。
作品と、販売用の同じ柄のポストカードを25枚印刷しただけで、
うちのプリンタのインクはマゼンダがなくなっちゃいましたよ~(笑)

赤は血の色。
血は心臓から送り出されて戻っていく。
心臓、といえば、ハート。
ハート、といえば、ラヴ!

とまぁ、そんなような安っぽい発想なわけなんですけどね☆

私が撮る写真って、圧倒的に青色が多いし、
zorgでたくさん評価をいただく写真も青系の写真が多いのですが、
今回は、敢えて、その青色を捨てて、赤で勝負!って感じで。
おまけにパンクな雰囲気です。ラヴなのに(笑)

look for a silver lining

2008-12-17 | 写真
「My book」を作ってみませんか?というお誘いがあったので
ちゃっかりそのお誘いに乗って、作ってみましたMy Book

サイズもページ数も仕様もいろいろ選べるので、
自分の写真で本を作ってみようかな、と考えてる方は
是非、My bookも候補に入れてみるとよいかも?なのです。

私は「背綴じ・ハードカバータイプ」のMy Book Art HCの180Sというのを選んでみました。
ページ数は40ページで作成。

できあがったのが届いたので、本日おひろめ。
半透明のケースがついていたり、
紙もツルツルで発色も綺麗で、おおー、おいらの写真でも、
本になると凄いもんだね、とか、思ったり思わなかったり(笑)

180Sっていうのは、本のサイズ(内寸)が18cmってこと。
もっと大きいのも作ってみたかったけど、
私がもともと撮ってる写真のサイズはけっこう小さいモードで撮ってるので、
まぁ、この程度が妥当かな、と。
欲張ってでかくして、画素数荒かったら洒落にならないし^^;

ページ数40ページは、えええっ、そんな枚数写真選べないスよ、ってなわけで、
ズルして(笑)ページ開いて右側が私の好きな言葉、左側が写真、というレイアウトにしました。わはは。

自分の写真を何度も見返すほど私は自分の写真を愛玩してないんだけれど、
そうは言ってもせっかく写真集を作るのだから、二度と開かないような本にしたくないし。
そのへんを考え合わせると、そうか、自分の好きな世界の名言を書いておけば、
たまにパラパラ見るだろうなぁ、と。名案じゃん!(笑)

って、結局どんな感じに仕上がったのよ?というのは、こっから見られます。
まぁ、モニタで見るのと、印刷で見るのとは若干、色とか違うんだけど。
うん、でも、今回のは、印刷されたものも、かなり自分の出したい色になってて良かったよ。



例えば、海の写真のページにはアインシュタインの言葉。

Learn from yesterday,live for today, hope for tomorrow.
The inportant thing is not to stop questioning.
-Albert Einstein -
(過去から学び、今日を生き、未来に希望を持て。大切なのは疑問を持つのをやめないことだ。)




青空に鳥たちが飛んでいる写真のページには、ニーチェの言葉。

He
who
would
learn
to
fly
one
day
must
first
learn
to
stand
and
walk
and
run
and
climb
and
dadnce;
one
cannot
fly
into
flying.
-Fredrich Nietzsche-

(いつか空の飛び方を知りたいと思っているなら、
まず立ちあがり、歩き、走り、上り、踊ることを学ばなければならない。
その過程を飛ばして、飛ぶことなんてできないよ。)


言葉と写真があんまり乖離しちゃうのもカッコ悪いので、
なんとなく、関連ありそうな雰囲気の配置してみました。

言葉が見つからずにボツになった写真も、
写真が見つからずにボツになった言葉もあります。うむ、残念。

あと、この表紙の空の写真は、けっこう気合を入れて選んで加工してみたよ。
本って、開かなくちゃ中身はわからないけど、
表紙は置いておくだけでわかっちゃうから、
今回のコンセプトに沿った
「元気ない時にこの本を開いて言葉を読んだり写真を見るとちょっと元気になれるように」
っていう気持ちを最大限こめてみました^^

空と柿

2008-12-06 | 写真
先日、散歩中に、柿がたわわに実っているのを見つけたよ。
こんなにたくさんあるってことは、
渋いから鳥たちも寄り付かない、ってことか?という気もするけど(笑)
そんな邪推はともかく、青空にオレンジ色の実が映えて、鮮やかでした。

実は今まで、こういう景色はいいな、と思っても、
目で愛でるだけで、写真には撮りませんでした。
正確に言うなら、撮れませんでした。
私が普段愛用しているコンデジだと、
柿に焦点をあわせると空が白く飛んじゃうし、
空に焦点をあわせると柿が黒くつぶれちゃうから、
私が、この目で見て「うわー、あざやか!」って思った絵からは
かけ離れたものしか撮れなくて。

でも、HDRソフトのphotomatixのおかげで、その不可能が可能に。
ものすごくコテコテに使って強烈な画像を作ることも可能なんだけど、
私はどっちかっていうと「実際この目で見た景色に近い絵」を残すために重宝しています^^

もちろん、もっとスペックの凄いデジカメとかだったら、
こんな手作業しなくてもちゃんと撮れるんだろうけど、
そうじゃなくても、なんとかなる方法がある、のは嬉しい。

小さなドーナツ型を。

2008-11-25 | 写真
トレーシングペーパーを
小さなドーナツ型に切り抜いて
それをレンズの前にかざして
テーブルの上のマグカップを撮ってみました。

あ、なんか楽しいかも(笑)

とか、普通に書いて、
普通にブログにアップして、
普通に読者のみなさんに読んでもらえる世界って、
なんだかとってもありがたいな、と思う。

写真なんて撮るんだー、とか、
へんな撮り方してて妙な人、とか、
そんなふうに、反応されなくて助かる。
(いや、もしかしたら、そう思ってる人もいるのかもしれないけど…)(笑)

だいたい、私のこのブログ読んでる人の過半数…というか大部分は
写真撮ったり服作ったり絵描いたり、みたいな人が多いと思われ、
そうじゃなくても、そういう回路ができてる人が多いと思われ、
だから、きっと、話が早いんだ。
話が早い、というか、うまく伝わる、というか、
やってることも作風も違っても、
どこかしら、似たような部分が多分あって、理解してもらいやすい、というか?

合言葉。
そう、合言葉が一緒、というか。
合言葉をお互い知っている、というか。

ネットに限ったことじゃないんだけど、
合言葉を知ってる人と話すのは、楽しいな、と思う。

もちろん、その反対に、異文化的な「自分とは全然違うみたい」な人と
話をしたりするのも、面白いといえば、面白いし、それを拒絶するつもりは
ないんだけれど…。
そういうのって、時々、すごく消耗だったり、疲れたり。

そして、社会人として生活してると、その「消耗」な部分を引き受けなくては
ならないこともままあり…そんな時は、やっぱり、たとえ仮想世界でも、
「こんにちは。実は私は写真を撮ったりしてます。でも、えーと、
すごくこだわってるわけでも、高級カメラ至上主義でもなくて、構図とか
そういうのもいい加減だったりするけど、でも、写真を撮るのって楽しくて」
とかいちいち説明しなくていい世界がある、というのは、すごく、
うーん、なんていうのかな?「助かってる」って思うんだ。うん。

芝浦ベイサイド

2008-11-19 | 写真
一瞬、ここはニューヨークだったかしら?
とか思っちゃうような風景を、ゆりかもめからキャッチ!

写真は、真を写す、と書くけど、
だいたい、真は3次元で、写真は2次元なんだし、
補正をしようがしまいが、
カメラやフィルムや画素数やモードを選んでる時点で、
もう、人間の目で見ている姿とは違うものしか、そこには写らない。

…と私は思う。

この写真だって、外国じゃなくて、東京は芝浦なわけだしね(笑)
でも、私は、そんな嘘つきな写真が好き。

この目にうつったものをうつったとおりにとどめておきたいなら、
それは、脳味噌に刻んでおけば済むことだ。…って、これは詭弁だけど。
なにしろ、人間の脳味噌はいい加減だし、忘れやすいし、
ハードディスクとしては、まったく使えない仕様だし(笑)

私の目に写ったものを誰かと共有したいわけじゃない。
私というものを通して変容した世界を、
誰かに共感して欲しい、と思って、多分、私は、写真を撮っているんだ、と思う。

日常を切り取るように、じゃなくて。
日常にある非日常を、尋常の中の尋常なさを、
凡庸の中にある非凡を、世界の中にある異世界を。

それはそこにある、と。
いや、
それはほんとにどこかにあるのかもしれない、と。

誰かに、ちらっとでも、思ってもらえたら、嬉しいなぁ。

レンジファインダー

2008-11-15 | 写真
フィルムカメラがトイカメのLOMOとGoldenHalfだけじゃね…
と思って、その他のカメラもゆるゆる物色中。

最近気になるのはレンジファインダーのカメラ。
レンジファインダー、というコトバを
とーるくんあたりから聞いたような気がしますが、
はじめのうちは、それはいったいどーいうものなのでせうか?
というような白紙状態だった私の脳味噌ですが、
最近ようやく、どういうメカニズムなのかを把握しつつあり。

一眼よりもコンパクトであること、とか。
スナップに適している、とか。
人を撮るにも、撮られるほうが気楽な気持ちでいられる、とか。

そのへんが、なんか、いいな、と。
あくまで憧れ、というか、曖昧な想像なんですが^^;

もちろん、コンデジと違って、
勝手に適当にカッコよく撮ってくれる、なんてことはなくて、
それなりに精進したり、息をあわせたり、失敗があったり、
するものなのだ、というのは、承知の上で。
うん、
でも、今、私が欲してるものって、そういうものだから。

そこそこお値段の張るお買物なので、すぐに、というわけにはいかないのですが、
いつかは欲しいなぁ、とか、思っているところなのデス。

BESSA R2A

回復

2008-11-06 | 写真
ここのところのマイブーム、
写真の銀塩回帰もそうだけど、
「敢えてこの手をわずらわす」というのが、
ここ最近の私のブーム。

雑誌「暮らしの手帖」を読み始めた影響もあるかな…

売ってるものはもちろん素晴らしいし、
無理して「手作り上等」と思っているわけじゃなくて、
ちゃんと資本主義社会の享受できる部分は
やせ我慢せずに享受しようと思ってはいますが(笑)、
なんつーか、それだけじゃ、むしろ、つまんない?みたいな?

自動化された世界、便利な世界、
お金さえあれば自分は考えなくても工夫しなくてもうまく進んでいく世界

…というものから、回復したいな、というか、回復途中、というか。
なんだか、そんな気がします。

それは、映画マトリックスで、主人公ネオが、仮想現実から現実世界に
復帰した時みたいな。いや、それは大袈裟か(笑)

フィルムスキャン

2008-11-02 | 写真
フィルムを再開するとなると、
フィルムスキャナが欲しくなってくるにゃー、と。

今、うちにあるやつは、旧式のキヤノンのやつで、
1コマづつしかスキャンできないので、ちと面倒。
いや、手間を惜しんではいかんのかもしれないのだが(笑)

そんなわけで、とりあえず、最新動向をリサーチ!

キヤノンCANOSCAN4400Fは、6コマ連続スキャン。

COLORIO GT-F700も6コマ連続スキャン。
しかも「フィルムを差し込むだけで簡単スキャン」って、ええですな。

いや、でも、ハードに頼る前に、
まず、自分の腕を上げなくては、意味なし!

そんなわけで、なるべく撮って撮って撮りまくろう、っと!

あ、ブローニー使ってる人は、
こんなのもありますよー^^

比較検証

2008-11-01 | 写真
向かって左はLOMO LC-A(トイカメ。フィルムカメラ)
向かって右はIXY DIGITAL 800IS(コンデジ。)

まぁ、比較するほどでもない、っていうか、
どっちにしろ軟派なカメラである、ということは、
どうかお許しを(笑)

この画像は相当縮小しちゃってるので、それほど差異がわからんですが、
実際はけっこう、いろいろ違ったりするのです。
どっちが良、とか、どっちが負け、とか、そういう意味じゃなくて、
違うことは違う。

普段は出かける際の荷物は最低限!というのが好きなので、
カメラもめったに1つ以上持ちません(重くて持てません)。
そういう理由で、私は大きいカメラを持って歩けないんだよね。とほほー。

だから、こうやって、同じ景色をフィルムとデジタルで撮り比べるなんて、
めったにできない芸当。芸ってほどじゃないですが(笑)
たまにはこうして、比べてみるのも面白いかな、と。

シャープにクールにソリッドに写っているのは、
当然コンデジのほうで、
コンデジは撮りやすいし、低コストだし、言うこと聞いてくれるし、
というか、勝手にカッコよく撮ってくれるし、素晴らしいですネ。

それに比べて、フィルムは、失敗作にもコストはかかるし、
現像するまでどうなってるのかわからないし、
現像液だって環境に良くないし、
その上、手ぶれ機能なんてついてないからピンボケも多いし、
スキャンするのも面倒くさいし、
フィルムスキャンだから時々とんでもない色でスキャンされるし(笑)、
使うフィルムでも全然仕上がりが違っちゃうし、
ああもう、
なんでこんなに手がかかるのかしら、このコは!

…って思うことは思うんですケド。

言うこと全部聞いてくれて、優しくて、お金持ちで、甘やかしてちやほやしてくれる男が
魅力的な男、とは限らないように(笑)、
面倒ばっかり、言うこと聞いてくれなくて、それでも、心惹かれる…っちゅーのは、
あるものなんだよねー。わははー。

写真SNSのzorgでも、
日々、いろんな人の撮ったいろんな写真が公開されていて、
「ああ、こういうの好きっ!」とか「いいなぁ、この雰囲気」とか、
素直に憧れちゃったり、好きになったりする写真とめぐり合うわけですが、
そういう写真は必ずしも、ぴったりピントがあってるわけでも、
完璧な構図でもなかったりするのが不思議だったり。

まー、とにかく、まともなフィルムカメラを1台も所有してないわたくしなので
(LOMO LC-AもGOLDEN HALFもトイカメだからなー)
そのうち、機動性の良いフィルムカメラは手に入れたいと思っています。

その前に、まず、LOMO LC-Aをもっとちゃんと使いこなせるようになろう。
というか、もっと仲良くなろう。
その前に…レンズ、ちゃんと掃除しよう。
曇ってるのはいかんよな…(笑)