生の喜びを全身で表す母と子。安心しきってはしゃぐ子供と、わが子を掲げて走る母親は、躍動感にあふれ深い愛情ときずなが伝わる。（ワンポイントより）グスタフ・ヴィーゲラン
人間の誕生から死までの姿を、生命の象徴として木と組み合わせた20点のシリーズのひとつ。若々しいエネルギーが躍動する中に、思春期特有の戸惑いと不安が漂う。（ワンポイントより）グスタフ・ヴィーゲラン
男一人女二人で作られた逆三角形。人間の命は永遠に受け継がれていくという「生命の循環」の思想が、三人の体をつなぎあわせて力強く象徴的に表現されている。（ワンポイントより）グスタフ・ヴィーゲラン
ヴィーゲランの比較的初期の作品。写実的な表現によって、男女の複雑な愛の葛藤が感じられる。（ワンポイントより）グスタフ・ヴィーゲラン
おおらかな丸みをもつ形に、親しみやすさと強くたくましい男の息づかいが伝わる。（彫刻鑑賞のワンポイントより） グスタフ・ヴィーゲラン
野外美術館のほぼ中央に位置するヴィーゲラン広場にグスタフ・ヴィーゲラン（1869-1943）の5点の作品を展示しています。ヴィーゲランは20世紀前半に活躍したノルウェーの彫刻家です。彼は人間の誕生から死までの人生におけるさまざまな場面を表現し続けました。特に生涯の大半をかけて制作したオスロにある広大なヴィーゲラン公園は、200点以上の彫刻によって公園全体で壮大な人間の賛歌をうたいあげています。彼の作品は生前にオスロ市と交わした契約によりオスロからの持ち出しを厳しく制限されています。札幌芸術の森での展示はオスロ市の特別の厚意により実現したものであり、北欧以外で彼の作品をまとめて見ることができる唯一の場所となっています（野外美術館説明書より）