vagabond77

時空を超えて・・・
微塵のような存在でも、何らかの記憶に残るか?
何かしら、波紋のようなものかもしれないが・・・

知の最前線

2013-09-24 20:34:26 | 科学

これまでの常識を覆す、新発見、新研究が進んでいる。

実用化すれば、新たなエネルギー革命を引き起こし、日本がその最前線に立てると云う。

1.ニュートリノ振動

 ニュートリノが変わってしまう。 例えばニュートリノAがある時、ニュートリノBに変わってしまう。 またニュートリノCになったりする。 これは物質の根本にかかわる発見だ。

2.ナノテクノロジーによる新物質創成

 革新的多孔質材料: 北川 進教授の考え出したPCP/MOFと云う多孔性材料は非常に微細であり、設計次第で様々な分子を分離分別するふるいになる。 その穴を貯蔵庫としても利用できる。

例えば、水素だけを選択的に分別し、膨大な量を効率よく貯蔵、取り出して、利用できる。

メタンなどの天然ガス、アセチレン等々のガスを室温で液化し、高密度に吸着できる。 常温常圧で液化出来ると云うのが凄いところだ。

現在日本は、この分野の最前線を走っている。

3.人工光合成

 現在、人類が利用している、化石燃料は、全て太陽光による光合成によって生成されたものだ。 今の勢いで消費して行けばいづれは枯渇する。

 植物の光合成の仕組みの分子レベルでの解明が進んでいる。

これを効率よく、可能にする分子を、設計する研究が進んでいる。

目標は、水素、過酸化水素等の、燃料電池の燃料を作ることだ。

そうすれば、無尽蔵の水と光と空気から、新たな人工燃料を作り、蓄えることができ、エネルギーの未来は一気に開けると云うものだ。

 現在の太陽光発電、風力発電は不安定であり、しかも長時間、電池に蓄電することは出来ない。

人工光合成では、生成物質を、液体の形で大量に貯蔵できる。 

産業革命以来、太陽エネルギーの貯金を一気に食いつぶして来たが、これがまだ利用できるうちに、新たなリサイクル型のエネルギー利用の仕組みが出来る日が早く来ることを期待する。

 


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