グローバライゼイションは、世界の労働環境の低平準化をもたらした。
労働の非正規化の増大は、正規社員の労働負荷の増大にも転嫁していった。
その結果のブラック化と果てしない労働負荷地獄だ。
闇残業すなわち対価の伴わない残業、サービス残業だ。
好き好んでサービス残業をするのではない。
そうせざるを得ない状況だからだ。
残業規制も、プレミアムフライデイも一片の法律でどうなるものでもない。
野放しの規制緩和と自由化の構造の中で、法律で改善されるものではない。
この悪しき構造の改革が急がば回れの、唯一の道筋だ。
英国のEU離脱、トランプ現象も底流には構造改革への期待があるとみる。
だが、自由化、規制緩和は必然の潮流であり、もはや止めることはできない。
メリットも大きいからだ。
単純な保護政策では駄目だ。
税制改革、富の再分配等の強力な政策が必須なのだ。
少子問題、待機児童問題、等々すべて、グローバル化による行き過ぎた規制緩和と自由化が根底にある。
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