のこぎりを使っているうちに、これを最初に考案した人はえらいと思った。
それで、のこぎりの歴史を調べてみた。
のこぎりの起源は、どうやら石器時代まで遡るらしい。
約7500万年前の、ヨルダンの古代農村遺跡から発掘された石器の鎌刃はのこぎり状に加工されている。
狩猟採集から農耕生活への変化は武器から農具へと変化していった。
その一種に穀物を採集するための鎌がある。
そしてその鎌の刃をのこぎり状に加工した。そのほうが効率がいいからである。
その後、木などを切る道具として発展した。
エジプトで紀元前2000~3000年に銅・青銅製のこぎり。
メソポタミアで紀元前800年に鉄製のこぎり。
ギリシャで紀元前350年ごろにあさり付きのこぎり。
このころに現在使われているのこぎりの形状が定まった。
現在は様々な形状ののこぎりがあるが全て応用である。
今、当たり前のように使っているのこぎりであるが、人類の文明を発達させた基礎的道具であることは間違いない。
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