命: 令と口、令は礼冠をつけて跪いて神の啓示を待つもの。 口はサイで祝禱を収める器。
神に祈って与えられたものを天命、または寿命という。
令が命の初文で元は一字、命は令より分化した。
最近のニュースを見るにつけ、つくづく命の軽さ儚さを思う。
これは、太古の昔から変わらないことかも知れないのだが・・・。
そして死についても、その扱われ方に不公平さを思う。
多様な死がある。
病死、事故死、災害死、孤独死、殺人死、テロ死、刑死 ・・・。
どの死も命を失うということでは等価であり、対等だと思う。
だが、ある死は惜しまれ悼まれ、またある死は人知れず死んでゆく。
これらに不条理を感じるが、何れ人は死ぬのだから、これらを含めて天命というべきなのだろう。
字義による通り、天より与えられた命、即ち天命であり、死もまた天命と考えて納得するしかないだろう。
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