僕は、核技術利用には、賛成だ。
繰り返し、原発は国民の総意によって、存続の可否を決すべきだと、述べてきた。 その結果については、国民が、自らの選択として負うべきだと言って来た。
日本は燃料を輸入して、生産し、それを売って経済が成り立っている。 原発がストップした今、膨大な燃油を輸入している。 生産コストを押し上げている。 このままでは茹でガエルだ。 衰退の道をたどるしかない。
アベノミクスで、輪転機をどんどん回せば、一時的には、名目GDPを押し上げるかもしれない。 だがB/Cで世界に太刀打ちできなければ、実質GDPは伸びず、世界との相対比では、敗北していくだろう。
技術の日本と言われているが、いつまでもそうではない。 開発し続けなければ、やがては倒れる。
iPSの開発が、最近のいい例だ。 これの応用技術を急がねばならない。
もう一つ目を付けるとすれば、核技術だ。 被爆国、東北大震災での原発事故を経験した国として、日本は、核の技術を研究すべきだ。
原発の恐ろしいのは、制御の脆弱性だ。 100%の制御ができるとしたら、誰も反対はしないだろう。 100%と云うのは如何なる事態にも対応でき、制御可能ということだ。 一見不可能にみえる100%だが、そうでもないらしい。
現在の原発は核エネルギーの利用効率が低いらしい。 これをもっと高め、核廃棄物を少なくする研究がすすめられているとのこと。
又、核廃棄物の処理が大きなネックになっているが、これに中性子を当てて、より低放射性に変える、または半減期を30万年というのを30年ほどに変える等々の研究もすすめられているらしい。
これらを、原発内部で、全て同時に行えることができれば、素晴らしい。 残って出てきた廃棄物は燃えカスの灰のようなもので、安全だというわけだ。
ウランなどの放射性物質は、地球にもともとあったモノを、莫大なエネルギーを投じて濃縮したものだ。 これを有効に利用しない手は無い。
この技術を開発すれば、ノーベル賞ものだ。
iPSで病気を減らし寿命を延ばし、安全原発で豊かな生活を目指す、そんな日本であってほしい。
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