雨の西浦

今日は朝から降ったり止んだり。変な天気でしたがスパ西浦に行ってきました。しっかり走ってきましたよー!しかもベスト更新!

そもそも、今日の天気は二転三転しまして、一週間前の日曜日の時点では曇り時々雨という予報。それが曇りのみになり、水曜日には曇り時々晴れ予報に変わったので、「これは走れる!」と思って予約しました。しかし、木曜日になっていきなり悪化。曇り時々雨予報に変わったのでした。金曜日には曇りのち雨、午後から降ってくるという予報に。かなりがっくり来ましたが、レンタカーは予約済みだし、こうなったら割り切って行くだけ行っちゃおう、名古屋で降っていても現地では降っていない可能性だってあるだろうし、というわけで行くことは決定済みでした。しかし、本日、起きた時点(7時半)では降っていなかったものの、9時ごろに家を出たらちょうど雨が降り出したところでした・・・。家を出た時点では地面の雨粒の跡が数えられるくらいだったのですが、歩いて30分ほどのレンタカー屋に着く時点では路面は完全ウェット。それくらい絶妙のタイミングで降ってきたのです。この時点でもうがっくり来ながらも、「いや、予想天気図からは、愛知北部は降っていても南部は降り出すのが遅いはずだ。だから西浦を走れる可能性はまだ0じゃない」と、ものすごくポジティブ思考に切り替え。雨に濡れながら675を積み込み、西浦に向けて出発しました。結果として、名古屋市内でも南部の方は路面が乾いているくらいで、場所によって降り方がまちまちな印象がありました。R23に乗った後も、たまに単発のワイパーを動かす程度でぱらついてはいましたが、ウェットと言えるほど路面が濡れているところはほとんどありませんでした。しかし・・・

形原漁港大橋を渡ったあたりからウェットパッチが目に付きだしまして、現地スパ西浦でも見ての通り濡れている路面もある状態。「ああ・・・よりによって西浦がこれとは・・・」ピットでバイクの用意をしていた人に聞くと、11時ごろに結構降ったのだそうです。それが一旦止んで、徐々に乾きつつあった・・・のが右の写真の様子だったのでした。しかし、その時点でも空は左の写真のようにどんより曇り空。いつ降ってきてもおかしくありません。と言っても、後から考えると、今日一日のうちでは比較的降らなさそうな空だったような気もします。だから走る気になったんでしょうかね? とりあえず12時台の30分枠だけ申し込みました(14時台は後で状況次第と言うことに)。

実際走り出してみると、湿度は高いものの結構涼しめだし、コース上はウェットパッチも見当たらない。台数は意外と多くて11台でしたが、一人で走るより適度に目標があってちょうどいいバランスだったかも。とにかく、結構好条件で走ることが出来ました。もちろん最初は「目では視認出来なくても油が浮いてたりとか危険な状態があるかもしれない」と思い、それなりに慎重にウォームアップをしてましたが、周りの人の走り方やタイヤから伝わる感触(?)から、徐々に「行けそうだ」とスイッチが切り替わり始め、1ヘアで擦るつもりのなかった膝を擦って完全にスイッチON。晴天の時ほど完全に路面を信頼することはしませんでしたが、それなりにいつも通りの感覚で攻めました。

で、結果がこんな感じ。先月のベストをさらに0.12秒更新できました。今日も当然、アクセルは「オルァ!」開けw と言っても、上記のベスト更新エントリーでのAPEX君のコメントを参考に、アクセルを開けられる姿勢・車体挙動などに気を配り、リアタイヤが路面をしっかりグリップできるように意識しながらの「オルァ!」開けです。ちょっとだけ成長したんですw というか、今日は路面状況が信頼できなかったせいで余計にタイヤから伝わる路面の感触に敏感になっていたため、開け始めだけを見れば先月よりもジワッと丁寧に開けていた気がします。逆に先月と今日に共通していて今までと違うのは、(今日ようやく気がついたのですが)「アクセルを開けている」と思っている時に開け切れていなかった、ということ。右手首の回り方が今までよりもより奥に行っているんですよね。「開けた気になっていたけど全開に出来ていなかった」と思い知りました。でも、これでもアクセルストッパーに当たっているのはストレートの時だけなんですから、まだ開けられるのかもしれませんね。現時点では手首がそれ以上曲げられない(曲げようとすると姿勢が右に傾くほどにならなきゃいけない)ので、アクセルの持ち方を考えるかちょっとだけハイスロにするか、考え中です。ただ、それほど右手首を曲げるためにはかなり前傾する必要があり、副次的に伏せの姿勢で走り続けるというメリットもありました。タンクの上にみぞおちあたりまで当てて走り続けたのは今日が始めてかも?そしてそうやって走ると走りやすいんです。背骨がロール軸に近くなるからかな?とにかく、先月よりも恐怖感なくこのタイムを出せました。

その他、今日気がついたことを今後の自分のメモ用に箇条書き。

・ストレートのブレーキングは恐怖感を感じるほど突っ込んでなかった。いつも通り普通。

・縦Gの3コーナーは先月の方が上手くいってた。
 ------ホントに調子がいいと、クリップにつく手前、坂になっているところから既に膝を擦り、青いゼブラが目の前にある状態でアクセルを開け始められていた。今日もそれを再現すべくライン取りも考えてみたが、膝は擦れず。アクセルはかろうじてゼブラを横切ると同時に開けられた、って程度。

・S字進入は速度を乗せて入れる感触が掴めて来た。
 ------本当に上手く行った時(1回だけ)は路面のカント(始めの右コーナーのあたりは「壁」とも感じられるくらいアウト側が上、イン側が下のカントがついているみたい)を利用して「壁」に沿って走る感覚で突っ込めば、今までほど減速しなくても道なりに曲がっていける。デイトナサーキットのバンクに例えるのは大げさかもしれないけど・・・一瞬そんな気持ちになった、マジでw

・2ヘアのクリップで今までになくインを攻めてみた。
 ------三浦さんの大昔のオンボードを見ていたら、2ヘアを通り過ぎる時の視界(つまり、目に映るゼブラの形、場所)が全然違った。なのでもっとインに入らねば!と思ってラインを変えてみたら、立ち上がりでアクセルが開けやすくなった。・・・アウト側の距離が広がるから当然と言えば当然なんですが。とにかく、今日のタイムはこれが一番効いている気がする。

・3ヘアのクリップをもっと奥にとるラインを考えてみた。
 ------前から3ヘアのラインはインに早くつき過ぎとは思っていたんですが、今日は突っ込みで無理をしすぎない(路面が信頼できないから)ように走ったせいか、何度か「こう出来たらいいな」と思っていたラインをトレースすることが出来た。ピットインの白線近くまで突っ込んでいくつもりで大外まで回り、速度を落としすぎないうちに向きを変えて、想定クリップまで曲がっていったら、縁石に沿って走る時間が非常に短い印象だった。いつもはだらだらと縁石に沿っている時間が長い分、速度も落ち、何も良いことがない。それが解決できそうな光明が見えた・・・気がしたw 最大の問題は、再現できるかどうかってことかなw

ってなかんじで、なんだか新しい感触をいくつか得ることが出来ました。これが新たなステージへの第一歩・・・だったら良いなぁ。


で、この勢いで14時枠も・・・と思ったのですが、12時枠残り2,3分の時点で水滴が・・・。ホントに気付くか気付かないか位でしたが、嫌な予感がしたのと疲れていたので水分補給がしたくてちょっと早めに終了してピットに戻ってきたところ・・・降り出しました。徐々に雨脚は強くなっていき、13時の4輪枠が始まる頃には写真の通りの完全ウェット。なんというか・・・凄く運が良かったなー、と思います。走りたい枠が丸まる一杯ドライで走りきった後に雨なんて。そんな状況でしたが、14時枠は乾くかも?と一縷の望みを持って待っている間、今日のみのケータリングサービスでチキンカレーMをいただきました。サーキットで食べるカレーって何でこんなに美味いんでしょうね?w 今日はベストが出た後なのでその味も格別です(いや、本当においしかったです。レトルトじゃないしw)。そうこうしている間に14時前に一旦雨脚は弱まり、「12時ほど攻めたくはないけど、見た目はドライだよな・・・」レベルまで乾いたのですが、私の場合はベストが出た後なのでこれ以上求めるとやばいかも、と判断して帰ることにしました。この選択が良かったのか悪かったのかは分かりません。14時半ごろ、蒲郡のカインズホームで買い物をして外に出たら結構降ってきてましたが・・・あの雨がスパ西浦でも降っていたのかどうかはなんとも。意外と離れてますしね(7,8kmほど?)。

ともあれ、今日は梅雨の晴れ間どころか、ほんの一瞬(30分)のドライ路面をばっちり楽しむことが出来ました。ホント、運が良すぎです。日ごろの行い、そんなに良かったっけ?w 多分、最初に書いたポジティブ思考が運を引き寄せたんでしょうね。一ヶ月ぶりのサーキット走行ですが、かなり満足できました。
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コメント
 
 
 
Unknown (ファイヤー)
2011-06-19 23:07:20
こんばんは。西浦お疲れさまでした。
自分はあの後,しばらく粘ったのですが結局再び雨が降り出して,諦めて撤収しました(泣)。


916の時は,2~3コーナー間や二つのヘアピンの立ち上がりでも全開まで持ち込めていたのですが,今はまだ探りながら,という感じです。ハイスロが入っていなければまずそれと,あとはブレーキをリリースしてスロットルのワイヤーのたるみを取る瞬間に,しっかりスロットルを握り変えて全開に持ち込めるように,ということを意識しています。

ヘアピンとかのインクリップは,たとえば1mラインを外に外したら,コーナーが同じでも進入と立ち上がりで2mは遠回りしてしまう訳で,なおかつ平均速度が低いコーナーほど遠回りしずぎるとタイムをロスする,ということ,全日本やmotoGPのライダーがタイヤのラインを恐ろしくインに寄せているのはそういうことだったのか,と最近ようやく気づきました(苦笑)。
 
 
 
Unknown (嘉平)
2011-06-20 01:48:51
>ファイアーさん
やはり現地でも降っていましたか。
残念でしたね。
また次回、今度はからっと晴れた日にご一緒できれば、
今後はもうちょっと長い時間くらいついていきたいと思ってますw

>「全開」について
スロットルの持ち替えについては、私が不器用で、出来ないんです。
加速時に持ち替えることは出来ても、
そこからブレーキの時に全閉に出来なくて怖い思いをしたことが・・・
そういうのが出来る練習もすべきなんですかねぇ?

>クリップのライン
うまい人はちゃんと「タイヤを」縁石ギリギリに沿わせて走ってますよね。
友人のモタード組の走行写真を後で見直すと、
速い人ほどタイヤのラインは綺麗にインギリギリを走っています。
どうやらロードバイクと比べてインべたで走る方が速いらしく、
それ故、ラインが少しでもインに入る事がタイムに効くのかな、と思って聞いてました。

・・・・・・でも、万一縁石に乗り上げたり滑ったりしたら・・・と考えると、怖いですよね?w
フルバンク状態でタイヤがどこを通っているのか、
冷静に正確に把握する能力も養う必要があるようです。
 
 
 
Unknown (ファイヤー)
2011-06-20 21:51:39
>そこからブレーキの時に全閉に出来なくて怖い思いをしたことが・・・

自分も,ブレーキレバーを握り損ねて恐い思いをしたことがあり,スロットルを戻してブレーキを握るときにどうすべきか,悩んだ事があったのですが,結局どうやっているのかな....汗
今度はもう少し意識してみようと思います。
 
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