雨上がり西浦

ちょっと間が空いてしまいましたが、6月25日の話

前の週の走行で、西浦では1,2ヘアの黒い路面にトラウマがあることが判明しました。グリップ感がどうとか言う前に、視覚的にあの路面が近づくだけで、頭のなかに危険信号が鳴り響く状況。これは走りこんで克服するしかありません。

というわけで連続となるこの週も走る気満々。そして26日はバイク仲間とのBBQが予定されていたため、走るなら25日と思っていました。・・・いや、実は26日の9時枠なら、走行後すぐに片付ければBBQに間に合いそうだ、とも思っていたのですが、結構ギリギリになりそうで迷っていました。そして25日は前日の夜に雨が降り翌日は曇り、というコンディション。前の週に「晴れすぎて路面温度が上がって、タイヤがタレた」経験をしていたため、曇り天気の方が期待が持てます。・・・という理由もあり、雨上がりの25日午後狙いで西浦に行きました。ちなみに思い立ったのは当日9時。電話で空いていることと路面状況を確認し、路面も「4輪が走れば乾くと思いますよー」と言われたので10時過ぎに出発したのですが・・・ここで読みが甘かった。

現地に到着したのは12時前。13時枠を走るのにちょうどいい時間です。ここでまさかのゆーきさん発見。F4が調子悪いと聞いていたのでまさかいらっしゃるとは思いませんでしたが、「F4がないならブルがあるじゃない」とばかりにブルターレでのご出勤。いやいや、ツーリングバイクって位置づけはどうしたの?w どんどんサーキットを走るための仕様に変わっていっているブルターレ。もう手遅れかもしれませんねw そんな感じでゆーきさんと私を含め、合計7台での走行となりました。

ついゆーきさんと話し込んだためにうっかりコースの様子を確認するのが後回しになり、ブリーフィング直前にピッと上に登って写真撮影。この時点では空模様のほうが気になっていて、今にも降りそうな黒い雲が広がっていた様子を写真撮影。(15時枠は降るかもしれない、という話もゆーきさんとしていましたから) その時には路面状態をよく確認していなかったのです。ちゃんと見ていればキャンセルしたかもしれないのに・・・

と、いろいろネタ振りを散りばめてますが。そんな状況で走行開始。ブリーフィングで「S字立ち上がり、2ヘア進入、最終立ち上がりの一本の線でつなげる区間が乾きにくいので、ウォーミングアップの時によく気をつけて下さい」と言われたものの、この暑さ(26.8℃)だし、降ったのは夜明け前だし、
乾いているはず・・・と思って走り出したのですが、甘かった。見事に該当区間でウェット(写真は15時枠の時に撮ったもの)。あとはS字進入のインベタギリギリのところ、かな。相当攻めないとそこには乗らないですが、それ以外の3箇所は水しぶきが飛ぶほどのウェット。やられた!と思いましたね。実はこの3箇所、3月にも同じ状況を経験しています。(時期が過ぎすぎて)ブログ記事にはしていませんが、3月19日も似たような気象状況で空いていることを期待して走りに来たら、全く同じ所が濡れていて、それでもせっかくだからと、現地で会ったサソリ君とノノさんと一緒に走ったのでした。その時は3月だし、気温の高いこの時期なら乾いているかもと期待していたのですが、甘かった。どうやらこの3箇所をつなぐラインには何かあるようですね(元々水が流れる経路だったとか、地盤がゆるくて部分的に沈んで周りより低くなっているとか)。とりあえず今後、雨上がりの西浦は簡単には乾かないと肝に銘じないと。

そんな感じで、ウェット路面だったことでタイムを出しに行く状況ではなかったのですが、せっかく走行料も払ったし、ということで練習に徹します。S字立ち上がりと最終立ち上がりはまだいいんです。「通り抜ける時に車体を立てること」「(特に最終立ち上がりで)車体が傾いていたら絶対ワイドオープンしないこと」を気をつければいいので。何度かちょっとだけリアが流れましたが、ここはちょっとの区間ガマンすれば良いだけなので、まだいいんです。問題は2ヘア進入。トラウマが残る2ヘア進入で、しかもブレーキの効力が一番立ち上がる区間が濡れています。とりあえず濡れた区間は車体が立った状態で丁寧にブレーキをしながら通過、通過後、あらためて強く(といっても、一応減速はしているので、普段の2ヘア進入時のブレーキよりは弱く、といったところですが)ブレーキを掛け、十分減速してからターンイン。このターンインも、タイヤが濡れていることで滑らないかビクビクしながら、フルバンクはせずに丁寧なコーナリングをこころがけます。ここまで時間にすると1~2秒なのかもしれませんが、ものすごい情報量・作業量を処理していたはずです。ホント、神経を使いました。それがトラウマ克服に役立ったかと言われると、うーん、どうでしょうね?「突っ込んでいっても滑らない、曲がれる!」という感触を覚えこませることがトラウマ克服だと思うので、そういう意味では逆効果だったかも?「そんな状況でも滑らずコケず、対処できる」という自信はついたとも言えますので、そっちのメリットが勝って欲しいところです。最終的には、もう一回走らないとわからない、ってことですね。

結局ベストタイムは57秒823。といっても、これは序盤にイケイケで出した一発だけで、残りは58秒台。まぁ、58秒0や1は序盤から終盤まで、コンスタントに何度も出ているので、この日はだいたいそんなタイムだったのでしょう。この日はタイムよりもむしろ、ブルのゆーきさんをすっぱりと抜けなかったことが悔しいw 1~2コーナーの間やS字進入のブレーキングでは追いつけたのですが、抜くまでには至らず。それ以外では追い抜きどころか、同じくらいのタイミングで流れていた感じ。2ヘアはこっちが遅れを取っていたかも?こっちはトラウマに悩まされているとはいえ、ゆーきさんは本命ではないバイクでこれ。タイム的には私の方が上でしたが、敗北感いっぱいでした。(イメージ的には、このトリトン君の追走動画みたいな感じ。遠くに見えている時も思ったほどすぐには差は縮まらないし、ようやく後ろにつけても抜く隙はない。ラインを外したら離されるからやっぱり追い抜けない。これでストレートが同じかこっちのほうがちょっと遅いくらい、となると・・・抜けないですよね。難しい)

こんな感じで、またもやタイムを出すことはできませんでしたが、練習を積み重ねるしかトラウマは克服できないので、走りこむしか無いですよね。ただこの日の走行後、フロントタイヤの右側が若干荒れていました。どこで荒れるか考えると・・・私は1ヘアかな、と。考えられるS字進入と3ヘア進入は、この日はそれほど攻めていたとは思えないので。ただ、そういう意味では1ヘアも「黒い路面怖い!」が発動してそれほど攻めていないとも言えますが、それでもフロントタイヤに負荷はかかっている。そして新路面ということでゴムがあまり埋まっていなかったりと、タイヤへの攻撃性が強いのではないでしょうか。そう考えると1,2ヘアはあまり進入で攻めすぎるとフロントタイヤの寿命をあっという間に縮めそうです。この私の予想が当たっているかどうかはわかりませんが、今後、フロントタイヤの状況はよく管理しなくてはならないと肝に銘じることにしました。

走行後はゆーきさんとだべりつつ、西浦名物(?)かき氷で一息。そのうち15時枠になり、雨も殆ど降らなかったため、この枠を走る人(関東組やまぽさんたち)をしばらく見ていました。やっぱりうまい。多少乾いてきたとはいえ、まだウェット路面のままなのにR6で56秒前半連発とか、55秒も何度か。2ヘアをサソリライン以上に超インベタオンリー走行とか、いろいろ試しながらこのタイム。やっぱり凄い。3月の時もノノさんやサソリ君はやっぱり56秒で周回していました(ノノさんなんか音量を気にしてストレートではアクセル開けてなかったのに)。どこが違うんだろうなぁ。3月の時サソリ君に、「他ではそれほど詰められないけど、S字でやたらと詰まる」と言われたので、その辺が鍵か。速い人に比べて減速し過ぎなのかも?とは言っても怖いしなぁ。とは言ってもあそこを攻め攻めだと自分で実感しているレベルだと確かにタイムが出ています。常に同じくらい「攻めて」行けるようにならないといけないのでしょうね。

ってな感じでこの日は終了。満員で人に詰まりまくって、というのに比べたらそこそこ有意義だし楽しかったかな。「次」がどうなるか・・・(この記事執筆時点では、まだ「次」は走っていません)
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コメント
 
 
 
Unknown (ゆーき)
2016-07-12 20:46:32
その節はお疲れ様でした。
まさかあんなに水がでてるとは!
想像外でしたね。
水しぶきが上がってましたもんね。
でもあまりタイムに影響はなかったみたいで。
コンマ5秒も変わらない…
結局あまり絡まなかったし。
またご一緒しましょうね♪
 
 
 
Unknown (嘉平)
2016-07-13 03:56:38
>ゆーきさん
コンマ5秒なのか、濡れてなければもっと速く走れたのか・・・
と、欲をかいてしまうと足元をすくわれるんですが(リアルにw)

後、私の側からは絡んだつもりですよ。
2,3周かけてようやく追いついて、2周ほど後ろでウンウンうなって・・・でしたしねw
次回は逆にちぎられそうです。ブルも増強されてるし・・・
ホント、お手柔らかに(汗
 
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