リハビリ西浦

先週に引き続き、昨日の18日(土)もリハビリサーキット走行。今回は西浦。コケた場所でのトラウマがどうなっているか、本当のリハビリと言えます。

先週の鈴鹿ツイン朝練を走った後、すぐに「次週は西浦」と思っていたので、かなり早い時期に申し込みました。と言っても月曜日だったかな?日曜日はバタバタしていたので。枠は14時枠。早起きせずに済んで、混みそうな枠と思ったからです。で、実際は予約25台程度。当日でも走ろうと思えば走れたようです。ですが、私はわざわざキャンセルして16時枠にずらしました。遅れたからではありません。晴れていたからです。晴れ過ぎでした。なんせこの日は名古屋で今年最高になる33℃。そしてこの直射日光。同じように16時枠にしたNinja1199Rさんによると、路面温度は52℃。熱すぎてむしろタイヤがズルズルになって路面を食わなくなる温度、だそうです。それを聞いてさっさと諦めました。ちょっとでも良いコンディションで走りたかったので。

時間的には14時枠に間に合うように13時前に現地到着してました。そこではDENさんや塚ちゃんさんが帰り支度をしているところでご挨拶。更に、転倒した時に大変お世話になったミスターサタデー近さんも。転倒時のお礼やら、怪我のご報告やら、この一ヶ月の西浦の路面状況やらの話をしていてあっという間に時間が経ってしまいました。

走行前のタイヤ。転倒時に新品だったから、西浦6周と、先週の朝練25分だけ使用後、の状態。鈴鹿ツインでは右のほうが減りやすいので、左は状態良し。これなら2,3コーナー立ち上がり、S字立ち上がりで不安なく開けられそうです。レーステックRR(K1)は、溝の深さ関係なく2,3時間で美味しいところが終わってしまうようなので、今回がアタックチャンスだと思っていました。そのためポンダーまで借りて・・・。ああ、この状況は5月14日と同じだ。やばいなぁ、気負わずに完走を目指すつもりでいないと。走行直前、このことだけは肝に銘じておきました。またコケるのは勘弁ですからね。

で、16時になり、走行開始。この枠は17台。予約は12台程度でしたが、何故か私と同様に枠を変更する人も出たようで、14時枠も20台を切っていたそうです。ただ、この日の敵は台数ではありませんでした。1日中ただひたすら暖められた路面が16時になっても冷えておらず、むしろ最高に暖められた状態で走るしかありませんでした。ただ、走る前は「路面温度が熱いと言っても、冬場のことを思えば十分グリップするだろ。今まで夏『だから』タイヤが滑った、って経験は無いし。」と思っていたのですが、甘かった。確かに冬場の冷えたタイヤが滑るのとは違います。違いますが、その違いは「感触」の違い。冬の場合は氷の上の様な滑り方だとすると、夏の場合はぬかるみのような滑り方と言えるかも。摩擦抵抗が0ではなくて、粘着力のある抵抗は感じるのだけれど、路面に食い込んでいる感じはしないので、大きくアクセルを開けきれない感じ。今までこんな感触、考えたことがありませんでした。夏の暑い時期に「タイヤがたれてグリップしない」と速い人が言っているのを聞いてはいましたが、自分では経験していなかったので、600の馬力ではそこまでには至らないのだろうと思っていたのです。が、レーステックRRの特性なんでしょうか、もしくは私のペースが上がってアクセルを大きく開けるようになったからでしょうか、いずれにしても今回は2コーナー立ち上がり、S字の立ち上がりで、いずれもリアタイヤが食いついていない感触があり、アクセルを開けきれませんでした。特にS字立ち上がりは顕著で、今から思い出しても、5月14日の転倒した周回でのS字立ち上がりのほうが遥かに早く大きくアクセルを開けられていました。あれをやろうとしてもリアタイヤがニュルニュルする感触があって、開けきれません。その前の週の、終わりタイヤでの感触とも違うんですよね。終わりタイヤの時は、ちょっと滑ってグリップを持ち直して、を0コンマ何秒の間に何回も繰り返してそのギリギリのところのアクセル開度を試す、といった走り方でしたが、今回はアクセルを開け始めた時に嫌~なグリップしていない感が伝わってきて、実際は終わりタイヤの時ほど横滑りはしていないのですが、「これ以上開けたら絶対やばい、そのまま滑って止まらない」と危険信号が頭を駆け巡って、それ以上開けられない、といった感じ。もう、それはそれは嫌な感触でした。そしてこれは立ち上がりのみならず、進入でもありました。それが1,2ヘアの進入。他の、1コーナー、S字、3ヘアといったところではほとんど感じなかったのですが、1,2ヘアの新舗装路面では「これ以上フロントをプッシュしたら滑る」という雰囲気をバリバリ感じて、攻めきれませんでした。これは先月の転倒のトラウマがそう思わせているのか、とも思ったのですが、同じ枠を走ったNinja1199Rさんや近さんも同じ感想を持ったみたいなので、特に新舗装路面はアスファルトが締まっていないのもあって、路面温度が上昇しすぎるとグリップが低下するのではないか、と走行後に話し合っていました。

勿論、私の場合はトラウマの影響もあります。というか、ウォーミングアップラップで既に怖かった。「黒い路面怖い!この間と見た目同じだし!滑る!滑るよね、この路面!」なんて思いながら通過。初めの10周位はずっとこんな感じ。そんなことを思いながら近さんを追いかけて、58秒015が出ても「こんなに頑張ってるのに57秒に入らないの!?」と、むしろ不満なくらい。今、よく考えてみれば、5月14日にウォッシュボード状態の2ヘアを「ガクガクスルー」と思いながら丁寧に走って58秒1だったのですから、今回も2ヘアをこわごわ通りぬけつつ58秒0なら上出来な方だと思うのですが、この時の周回では「これ以上2ヘアをプッシュするのは無理!」と思いながら通り抜けての58秒0だったので、ショックが大きかったのだと思います。

それでも、そのトラウマをはねのけようと周回を重ね、それでも滑りそうな路面に四苦八苦しながら、20周を越える辺りでクリアラップが続き、なんとか57秒半ばを連続で出せる程度には回復しました。とは言え、リアタイヤが1時間程度の良好な状態でこのタイムですから復活と言うにはまだまだでしょう。今後、走りこんで、もう少しコンディションの良い時に再チャレンジ、といきたいところですね。ただ、夏にはコース改修の噂もあり、コースの仕様が変わってしまってはタイムの基準が変わってしまいます。現在のコースで56秒台に入れておきたいのですが・・・果たして間に合うか?

16時枠が走行終了すると17時です。そこから片付けもしつつ、Ninjaさんたちと雑談。最初は路面状態の話だったのですが、そのうちにコース改修の話に。逆走のためのコース改修などという話も出て、3人共困惑状態。そりゃ、逆走を絶対にしないといけないのであれば、そのための安全対策(エスケープゾーンの拡大など)をしっかり講じてもらわなければならず、正周りとは速度の乗る場所や荷重の抜ける場所が全然違ってくるので、大幅な改修が必要になるでしょう。エスケープゾーンのみならず、コース自体の形状を変える必要もあるかもしれません。ですが、そもそも逆走を求めている人が客の中にどれほどいるのか・・・。そして大幅な改修を行わずに見切り発車で逆走を始めたら・・・少なくとも私は当分走らないでしょうね。チキンレースをしにサーキットに走りに行っているわけではないので。そんな話をしていたらあっという間に時間が経って18時30分。他の人も皆さん帰ってしまい、ほぼ私達3人だけ。スタッフの方たちも帰り支度を始めたので私達3人も適当に話を切り上げ帰宅の途に。あと何回、ここに来るんだろうなぁ。美浜みたいに、改修後の路面が気に食わなくて通わなくなる日が来るのかなぁ。走行枠的には一番都合のいいサーキットなんですが。

それより、早くトラウマを克服しなくちゃ、かな?
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« リハビリ朝練 雨上がり西浦 »
 
コメント
 
 
 
先日はありがとうございました! (三平)
2016-07-05 03:43:28
こんにちわ!
先日西浦でいろいろ話しを聞かせてもらった黒のデイトナです^ ^
トリトンにこちらのブログを教えてもらったので勉強させてもらいに来ました。
ジャダーの件ですがバイク屋にイチャモンこいたら、新品(4.5mm)送ってきました(笑
とりあえず症状は無くなったのですが、やはり時間の問題でしょうかね(泣
嘉平さんのデイトナは何kmぐらいから症状出てきたんでしょうか?
またお会いした時はよろしくお願いします^ ^
 
 
 
Unknown (嘉平)
2016-07-08 00:19:15
>三平さん
コメントありがとうございます。

そういえばトリトン君とは、しばらく直接会ってはいないなぁ。
動向はチェックしてますがw

こんな感じで、互いにコメントし合わなくても、ブログの記事を読んでもらって最近の動向が伝わってます。西浦の一部の常連さんたちとはw

それはともかく、新品のブレーキディスクゲット、おめでとうございますw
言ってみるもんですねぇw
でも、ジャダーが出ていたのは事実ですから、言う権利は当然あるわけですが。
それで現状は解消しているのであれば、まずは新品のブレーキパッドできっちり慣らしていけば、前回ほどひどいことにはならないのではないかと思います。
私も「ジャダーは出ますよ」と言いましたが、ホントのリリースするかしないかあたりの微妙なタイミングのみで、
自分の操作技術不足の方が要因としては強いのかも、と思うくらい・・・
なので、何kmから症状が出たとかってのは覚えてないです。
あるときふと、「あれ?これって俺が下手なだけじゃないんじゃないの?」と気づいた、みたいなw
なので、上に書いたとおり、三平さんが丁寧にディスクの慣らしをすれば、ほとんど気にならないレベルで使えるかもしれません。
・・・そしてそれでもダメだったら、トライアンフ横浜北オリジナルのサンスター5.5mmに行くしか無いでしょうねw
http://www.triumph-yokohamakita.com/shopdetail/020015000023/008/Y/page4/recommend/

また、その後についてお聞かせ下さい。
今日の更新のように、西浦は結構頻繁に行ってますので、またお会いした時は、こちらこそよろしくおねがいします。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。