かえってきた675

今日は暖かかったですねぇ。空調で温度一定に保たれている部屋に昼から夜まで篭っていた私には、ほとんど何のありがたみもありませんでしたが・・・。午前中はちょっとその恩恵にあずかりました。修理完了した675を引き取りに行ってきたんです。

先週末くらいに修理完了の電話があり、日曜日に引き取りにいければよかったのですが、残念ながら仕事で行けませんでした。そんなわけで今日まで引き取り日が延びたのです。今日も昼から仕事の予定が入っていましたが、朝一で引き取りに行くだけなら十分間に合うという計算で。

本当はここで写真の一枚でも撮ってくればよかったんでしょうが、そこまで頭が回りませんでした。が、いざ対面すると、「あれ?こんなに綺麗なの?オルタネーターカバーくらいしか新品は導入していないはずなのに?」というくらい、パッと見は綺麗に見えました。特にカウルは交換も塗装もしていないのに傷が目立たないため、このまま乗り続けてもいいかな、と思えるくらい。もちろんグラベルの砂利傷はありますが、大半が下半分にあるため、影になって目立ちません。主な修理メニューとしては、オルタネーターカバーやステップの交換などがあります。以下に列挙すると・・・

・オルタネーターのコイル(って言うのかな?)とオルタネーターカバーを新品交換。
・オイルパンを外して内部(簡易)清掃。オイルパンにも砂利・砂が入っていたそうで、ギア周辺に砂がかんでいたらマズイいうことでエンジンのオイルフラッシングもしてもらいました。これに関しては気持ちの問題かなと思いましたが・・・ 当然、同時にオイルとエレメント交換も。
・更にジェネレーター(オルタネーター)カバー、クラッチカバー、カムチェーンカバーそれぞれのカーボン2次カバーを導入。トライアンフ高槻製のもので、2009年時点ではレースレギュレーションにも対応するものだそうです。レースはしませんが、その品質は確かなものかと。
・ステップをBabyFace製のバックステップに交換。位置は前後0mmの上下は10mmUPに。同時にBabyFace製のエンジンスライダー(クラッチレリーズ保護用)も装着。これらはいずれ付けようと手元にあったものでしたが、今回、持込み交換を快く受けてくれました。
・フロントの吸気口の内部にあるバルブを開閉する為の負圧ホース(長い呼び名だなw)が途中で破損していたそうで、そのホースの交換。現在のアローマフラー用セッティングではこのバルブは開きっぱなしになっているそうですが・・・ 今後のことも考えて、一応。
・スパークプラグの交換。これもいずれ写真で載せますが、かなりヘタっていました。そりゃそうですね、13700kmの半分はサーキットでの使用ですしw
・左フロントウインカーと曲がったクラッチレバーを純正に交換。クラッチレバーは国産との互換品の情報が無く、仕方なく高い純正品を・・・(それでもちょっと前に価格改定してかなり安くなったそうです)

リストアップすると結構たくさんありますね。修理としてのメインは上二つなんですが。
とにかく、オルタネーターが剥き出しになるどころかその中に砂利がかみ込んでいたので、エンジン内部への影響が一番気になるところでした。もちろん、全バラしてしっかりチェックした方がより良いのは判りますが、そこまでするとさすがに工賃も馬鹿高くなるので、とりあえずオイルパン内部の様子を見て判断して貰うことに。それで見てもらった結果・・・びみょ~、とw 砂利・砂が入り込んだ時に既にエンジンが停止していたなら多分大丈夫だろうが、回り続けていたらギア周りに砂が噛み込んでいる可能性も否定できないそうで。・・・コケて私が立ち上がった時にはもうエンジンは停止していたはずですが、グラベルに入ってから立ち上がるまでも少し時間はありましたし・・・。とりあえず、エンジンをオイルフラッシングしてもらうことで私の中ではこの点に関しては解決した、と思っておくことにします。今後しばらくは通常使用で様子を見るつもりですけどね。すぐにサーキットに持ち込むことは考えていませんw

そのほか、今回新規導入したパーツは良い感じです。カーボン2次カバーは気にしなければあまり目立たないような、けれど、ノーマルと違ってクリアが吹いてある分テカっているという点では目立つような、そんな感じ。その効果については・・・できれば体感したくないですよねw エンジンスライダーも同様。今回、BabyFace製のエンジンスライダーをつけたことでクラッチレリーズの保護はされるだろうということで、スイングアームピボットボルトと共締めにしているGSG-MOTOTECHNIK製のスライダーは取り外しました。GSG製のはステップのすぐ前にあるので、ペダルの周辺が結構邪魔だったんですよね。これでようやくすっきりしましたw また、BabyFaceのバックステップですが、上に書いたように位置を前後0mm、上下10mmUPとしています。ステップを上げたい上げたいと買った当初から言っていましたが、実際たった1cm上がっただけでかなり好感触です。無理に爪先立ちしなくても膝でちょうど良い所がホールドできる感じ。これはサーキットで復帰するのが楽しみになりました。唯一の難点は、675のノーマルのシフトロッドはフレーム貫通型(スイングアームピボットプレートに相当する部位のフレームを貫通する。初期のR1とかもそんな感じでしたっけ?)で、ライダーの足に邪魔になるものは何も無かったのですが、BabyFace製はドライブスプロケットカバー前にシフトロッドが来る形式(うえのリンク先の写真をみれば分かります)。これ、一見邪魔じゃなさそうなのですが、実際に街中を走ってみると、乗車時の着座姿勢から停止時に左足を下ろす時、シフトロッドの上端と左膝の内側がたまに当たります。シフトロッドの上端が横にちょっと張り出しているんですよ。これは乗車中なら邪魔になりませんからサーキット走行で困ることは無いと思います。街中の走行で信号待ちなどのときに膝が引っかかる可能性はあります。というか私が引っかかりました。これも健康ならほとんど気にならないのかもしれませんが、まだ左膝に違和感が残っている私はこういう小さ目の金属パーツにガッと当たると結構痛みを感じます。だから余計に気になるんでしょうね。しかし、それを除けばこのステップは最高です。シフトタッチもかっちりしていてノーマルより信頼感があります。ローレットの刻みも当然ノーマルとは比べ物にならないほどグリップし、むしろ乗り始めた当初は靴が滑らないので戸惑ったほど。とにかく、もう一度言いますが、サーキット走行が楽しみになるステップです。

そんな感じで675が修理から返ってきました。まだしばらくサーキットに復帰することは考えていませんが、どんなに遅くても春には走りたいですね。このオフシーズン中、カウルを塗装してもらうことも検討していますが、これは予算次第。ともかく、修理中の2台のうち1台が返ってきてホッとしました。3台所有しているくせに手元に1台しかないのって、なんか不安でしたからねw


※純正交換部品の部品番号、部品名称、単価をいくつか抜粋(税抜だったと思う・・・)
・T1300039 ALTERNATOR STATOR 57,000
・T1260261 COVER ALTERNATOR 10,383
・T1260262 GASKET ALTERNATOR COVER 3,245
・T1230094 SASKET BAFFLE SUMP 3,400(オイルパンのガスケットのことだと思うんですが・・・)
・T2200992 HOSE DIAPHRAGM 649(ラムエアのバルブ用負圧ホース)
・CR9EK スパークプラグ 800(NGKのふつーのヤツです。外側電極が2つに分かれてるタイプ)
・クラッチレバー 5,200
・ジェネレーター2次カバー(カーボン) 11,800
・クラッチ2次カバー(カーボン) 11,800
・カムチェーン2次カバー(カーボン) 6,800 (BabyFaceスライダー用カットあり)

オルタネーターカバーが1万ジャストくらいというのが意外なくらい安いですね。クラッチレバーが5200円というのは、国産と比較すると馬鹿高いですが、実は数ヶ月前の価格改定前は1万したそうで・・・。これ、国産車両で相当品が絶対あると思うんですが(特にカワサキ車)、なかなか調べられないんですよね。今回破損した方の柄を持って行って、純正レバーをたくさん展示してあるバイクショップで調べてみようかな。
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