鳥越峠ツーリング

久しぶりにツーリングネタを。2週間前の11月16日、揖斐高原方面にツーリングに行ってきました。車両はなんとCB400SF。ツーリングに使うのは久々です。このブログに登場するのも久々かも?w

今回、V11でなかったのには様々な経緯があります。というか、もともとは11月2日と4日にV11でこのルートに行こうとしてたのです。が、2日は出発時間とルート選択(弥富から1号線で西に進み、揖斐川沿いを北上しようとした)を誤り、渋滞に巻き込まれて時間が遅くなったので大垣のあたりで断念。4日はR23から揖斐川沿いにでようとしたのですが、途中のガソリンスタンドで止まった後、エンジンがかからず。どうやらセルモーターが死んでしまったようで、修理に。そんなわけでV11は使えなくなってしまいました。が、目的の鳥越林道は11月下旬には冬期通行止めになる道(実際、今年は11月18日から全面通行止めになっています)。なので、久々のCBの出番となったわけです。

ルートはこんな感じ。R23から揖斐川沿いをひたすら北上。R417に出た後、R303を使わず、県道のr32で揖斐川町春日という地域を通り、旧長者平スキー場の前を通って揖斐高原スキー場へ。そこからr274で北上しR303に出ます。そこから西に進んで、見逃しそうな入り口から鳥越林道に入っていく・・・というルートです。

鳥越林道は2年ほど前に存在を知ったのですが、頻繁に通行止めになる道で、なかなか行く機会がありませんでした。冬期通行止めだけでなく、台風の後はたいてい土砂崩れで通行止めになっているのです。初めて通過できたのは2018年の6月。その時はV11でしたが、途中は舗装道路の割に路面が割れてたり、こぶし大の落石がゴロゴロしてたり、なかなか注意の要る道だという印象。しかし、滋賀県側の展望台からの眺めが素晴らしく、また季節が変わったら行こうと決心したほどでした(この日は曇り空で、カメラもコンデジだったのも残念だった)。そして秋になって、11月(ちょうど一年前ですね)に行く機会ができたのですが、揖斐川町の案内で「台風のための路面が崩落して通行不可」となっており、その確認に行ってきました。あわよくばバイクなら隙間から抜けられないか?滋賀県側まで降りられなくても、展望台まではいけないか?と思ったわけです。ですが、金糞岳の登山用駐車場のあたりで柵がしてあり、そこから徒歩で進むとここが写真のように完全崩落していたのでした。そんなわけで峠の頂上にもたどり着けず、がっかりでした。

流石にひどい崩落なので復旧に時間はかかると思っていましたが、ずっと気になっていたので月一くらいで検索して情報収集していましたw やはり好きな人はいるようで、ブログなどがちょくちょく引っかかり、滋賀県側も土砂崩れがひどいという情報もありました。滋賀県側から展望台まで行けないかという希望も断たれてしまいました。

で、今年の秋。どうせすぐに冬期通行止めになるんだから、行けるのは来年の春以降かなぁ、と思いつつもたまたま10月末に上記の揖斐川町の案内を見ていたところ、全面復旧したとの記載。初めにその記述を見たときは信じられませんでした。以前の情報を間違って載せたのかな?と思ったほど。ですが、「せめて本当かどうかの確認だけでも」と、上記のように11月2日から何度か行こうとチャレンジしたわけです。それが11月16日にようやく実現できました。

経緯が大変長くなりましたが、それくらい思い入れのあるツーリング先なのです。結果、素晴らしい景色を堪能できました。

林道入口。2枚目は昨年11月に通行止めだったときのもの。入口のこの表示は大事です。落石注意はいつも表示されています。本当に多いんです。落石も、路面の割れも。舗装林道だからと油断は禁物です。一見快適そうに見えてついスピードを出してしまいそうな区間もあるのですが、カーブに差し掛かったら途中に穴が空いていたり、砂利が浮いていたり、こぶし大の石が転がっていたり・・・。慎重に進まなければなりません。この日私も、わかっていたつもりでも、2,3度フロントが滑って怖い思いをしました。

崩落箇所の補修後の姿です。めちゃくちゃしっかり補修されています。上にも書きましたが、1年で復旧するとは思っていませんでした。だって、そんなに重要な道じゃないと思うんですよ。揖斐川町から滋賀県側に抜ける道は、別にこれじゃなくてもR303を使えば(遠回りではありますが)快適に走れるわけで、金糞岳の登山のためには途中の退避スペースに駐車すれば良い(そこに登山届のBOXもある)ので、崩落したままでも登山はできるんです。ここを補修する意味は峠に登ることくらいなんですが・・・ここまでしっかり補修してくれるのはホントにありがたい。来年以降もまた来たいので、もう崩落などしませんように・・・そして行政の方、土木作業をしてくださった皆様、ありがとうございます。今回のブログ記事は、この御礼が書きたかったため、というくらい感謝してます。

GoogleMapのストリートビューを見ればわかりますが、良い景色が見られるのはこの崩落箇所からほんの少し上がったところなんです。峠に到着する直前あたりで、かなり遠方まで見渡せる広々とした景色が眺められます。私がここに到着したのは16時前後。昼の明るい日差しの中でも紅葉した山々が映えるでしょうが、更に赤い夕日に照らされた山々は格別です。この赤が見たかったのでこの時間を選んだのですが、当日感動した十分の一も表現できていないカメラセンスは残念すぎです。もっと頑張りましょう・・・

CBでも石碑と記念撮影w いやー、コケ傷もたくさんありますが、こうやって見るとかっこいいな、私のCBw 遠出はどうしてもV11で出かけちゃいますが、これからはCBも使ってやろうという気になります。2枚めはこの石碑から滋賀県側に進んですぐの場所。道路から谷を挟んですぐ向こう側の峰なので、目の前に紅葉の山が迫ってくる感じ。現地に行くとなかなかに迫力ある景色なんですが・・・これも写真で表現するの、難しいな。

そして到着しました、展望台。GoogleMapではここになります。琵琶湖を一望、というわけにはいきませんが、かなり遠方まで見渡せます。というか、初めてこの景色を見たときはどこが見えているのかわかりませんでした。向こう岸が見えているみたいだけど、アレ比叡山?それにしては低いな・・・とか。で、今回はD7000に望遠を付けて300mmで拡大すれば何かしらランドマークが見えて、位置関係がわかるだろうと撮ってみました。その結果、2枚めの写真内で判明したランドマークがこちら(写真内にランドマークを書き込んでいます)。このように、見えているのは主に長浜市街地。少し向こうに彦根。彦根城らしきものを原寸大で切り出した画像がこちら。丘の上にそれっぽい屋根をした建物がありそうなのですが・・・これでは微妙ですね。今度は500mmを持っていくかな?w そして琵琶湖を挟んで向こう岸のように見えるのは、近江八幡や安土のあたりの小高い丘だったようです。思ったよりも狭い範囲しか見えてないんだな、という印象ですが、それでも眺めは最高!やっぱり何度も見たくなる景色です。この日この時間にここに来たのは、上にも書きましたが夕日に照らされた景色を見たかったから。さらに言えば、琵琶湖に沈む夕日が見えるかな?と思っていたのですが、そもそも向こう岸(近江八幡)が見えているので「琵琶湖に沈む」にはなりませんね。それに今の季節はかなり南の方に沈むのに、それでも太陽は画面の右側。冬期通行止めギリギリに来ても方角から言って太陽は琵琶湖には沈んでくれないようで、これはちょっと私の見積もりが甘かった。長浜じゃなくて、もうちょっと北のほうが見えてると思ってたんですよね。残念。

夕日の写真が撮りたくてこの時間に到着するようにしましたが、日没ギリギリまでここで粘る気にはなりませんでした。だって、日が落ちて真っ暗になったら路面の石が見えなくなるから。滋賀県側のほうが落石は大きくて多いので、本当に危ないんです。なので、まだ日光が残っている間にこの展望台を出発しました。そうそう、この展望台で写真を撮っている時、車で来ていた親子がキャンプ椅子と簡単なテーブルを立ててコーヒーを飲んでいました。「お邪魔します、ちょっと写真撮らせてください」と言う程度にしか話しませんでしたが、あの子達に言いたかった。「こんな絶景のこんな夕日の中、コーヒーを飲もうなんて、君らのお父さんはセンス良いな!」とw 良い情操教育だと思いますw

てな感じで、なんとか日差しが残っている間に降りてきた滋賀県側入口。途中、夕日が進行方向目の前にある場面が何度もあり、結構怖い思いをしました。そういうのを避けるために滋賀県側から登ったほうが良いのかなぁ? まだ滋賀県側から登ったことはないので、一度試してみよう。来年の春、冬期通行止めが解除されてから。

こんな感じで、一年前から見たかった景色が見れて大満足。帰り、関ヶ原方面からいなべを通って帰りましたが、日没後は急に寒くなって結構体が冷えました。が、そんなの気にならないくらいの満足感。あとはこの感激を写真に残せるカメラ技術があれば・・・ですねw ともあれ、CBでのツーリングも久々で楽しかったし、色々充実したツーリングでした。やっぱりツーリングもいいな。今後はもうちょっとツーリング比率を上げていこうと思います。

※おまけ
上記のストーリー上、鳥越峠ではないので触れるタイミングがなかったのですが、揖斐高原スキー場へ行く途中のこのへんで撮った写真。今年は赤と緑がまだらになった楓の木が多くて、紅葉の写真はなかなかいい感じにならないのですが、この木は日当たりが良いのか綺麗に赤くなっていたので撮ってみたら・・・ピントがCB(のウィンカーw)に合っていたという・・・。地面スレスレから撮ろうとしたのでファインダーを覗かなかったのが敗因ですが、しょうがないよね。カメラの小さな液晶上では綺麗に撮れたように見えたのでこれで満足して立ち去ったのですが、今後はちゃんと拡大して確認せねば。
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