ニュータイヤで西浦

昨日の土曜日、西浦行ってきました。先日、リアだけニュータイヤに交換。不用意にアクセルを開けると滑りそうな不安感が付きまとったこれまでから、どのように変わるのか、ちょっと楽しみでした。

タイヤはメッツラーのレーステックK1。これから暖かくなるのにソフト?って感じですが、方々での評判を聞くに、夏場でも空気圧をちゃんと調整すれば荒れないよ、とのこと。そして何よりも「鬼グリップ」との評判を聞いて、決心しました。ま、今の私にはK2であろうとそのグリップを活かしきる走りは出来ないのでしょうが・・・行けそうと思える気持ち(メンタル)が大事ってね。

西浦には12時半過ぎに到着。12時までドカティか何かのイベントをやっていたみたいで、駐車場にはドカティがたくさんいましたが、ピットは既に空けられていて、午後の走行枠を走りにきた人が停められるようになってました。こういうイベントって終わった直後はだらだらしていてピットも埋まっていることが多いのに、珍しいこともあるもんだ。

で、適当に開いている場所に停めて準備。走行枠は14時からなので、かなり余裕があります。タイヤは見ての通りほぼ新品(交換したお店から家までの10kmほど走行しただけ)のレーステックK1。まだシールのはがした跡が残ってたりw ちなみに、フロントは同じくレーステックのK1ですが、まだ溝が十分に残っているので継続。コンパウンドのおいしいところは無くなっているのかもしれませんが・・・。

で、走り出してみると、ウォームアップの3周で既にタイヤの皮むきは完了、タイヤの温度も(ウォーマー使っていることもあって)十分、というわけで、感触を確かめながら徐々にペースアップ。と言っても・・・ウォームアップ後の2周目で既に3月の時はそこそこ頑張って出た1分3秒4。2年前では楽に出ていたタイムとは言え、ここ半年はウンウンうなりながら出してたタイム。その後も6,7周目くらいで2秒5が出て、やっぱりタイヤ交換のメリットはあったな、と。最終的には1分2秒1で終了。3月に比べて1秒以上上がりました。ただ、タイヤを信用して開けていけるにもかかわらず、やっぱり1分1秒台にも入らないのは相当腕が落ちている証拠でしょう。もっと走りこまねば。

で、1時間半走行後(16時枠も走った・・・けど半分走って限界w)のリアタイヤがこんな感じ。左が若干荒れ気味かも?空気圧なのか、走り方なのか、サスセッティングなのか・・・。走り方とサスセッティングは、走っていて結構自分のイメージに近い走り方が出来ているので、大きく間違っているとはいえないと思っています・・・ので、やっぱり空気圧かな?温間1.8kgは、K2の時は合っている感じでしたが、K1だと高いのかな?もうちょっと試してみます。

以下、今回の走りについて。タイヤを交換して真っ先に違いがわかった・・・と言うか、走り方が変わったのが1~3コーナー。3月の時にも書きましたが、以前のタイヤは立ち上がりでアクセルを開けてもグリップしていない感触がありました。それが、今日は明らかにグリップしているのがわかり、アクセルをガンガン開けていけました。タイヤの「グリップしている感」は掴めるようになったんじゃないかと自画自賛していますが、こんなの、4,5年前に習得していなきゃいけないような気もしますw その「グリップ感」の最大の違いは(上記の3月に書いたのと若干違いますが)、進入でバンクしていったときの遠心力をタイヤが受け止めている感触が違う、と感じました。3月の時は遠心力を受け止めきれずに、描く円弧の半径が大きくなってしまう感じ。今回はがっちり受け止めて、同じような進入なのに円弧の半径が小さく感じました。それで、立ち上がりとしてアクセルを開けるときに「今日はグリップしているからもうワンテンポ早く開けられるな」という感じで、アクセルを開けるタイミングが早く出来たのが、タイムアップに繋がったようです。でも、走行後に三浦さんと話をすると、「それはグリップをコントロールしてないからだ」とダメ出しw 遠心力の話は、コーナリング中に「何の操作もしていない、車体任せにしている時間があるからだ」と。車体任せに遠心力を受け止めさせるのではなく、その前の段階でアクセルを開けていれば、サスが縮んで(≒伸びようとして)トラクションがかけられるため、同じ速度でもグリップするようになる、と。三浦さんが常々言っている「アクセルを早く開けられるようにしろ」っていうのは、単に立ち上がりのアクセルONポイントを早くするなんてレベルではなく、「コーナリングを始めたら(というか、究極はブレーキングをしていない時間は全て、ってことかも)トラクションをかけるためにアクセルを開けろ」「ちょっとでも良いからサスが縮むようにアクセルを当てろ」ってことなんですね。確かに、「ブレーキングを残しながらのコーナー進入」なんて思いながら、実際やっているのは「コーナー途中までだらだらブレーキをかけて減速し続けているだけ」だもんね。そのときトラクションなんてかかってないモンね。進入のブレーキングを1割強くして進入速度を1割落として、その上で進入してからちょっとアクセルを当てて落とした1割分の速度をプラスしてやったら・・・おなじコーナリングスピードでもアクセルを当てている分トラクションがかかるってわけですね。遠心力云々のくだりは、それが出来ていないって自分でばらしたわけだw ただ、その遠心力による感触だけで無しに、3月の時はアクセルを開けてからの「前に進まない感」もあり、やっぱりグリップさせるのが難しくなっていたのは間違いないと思いますが。

ともあれ、グリップしている感は(多分)掴めるようになったし、それじゃ、三浦さんの言うトラクションのかけたコーナリングってのを練習しようと、16時枠も走ることにしました。・・・・・・体力が続きませんでしたw 3月は2本走れたのになぁ。やっぱり3月の時はぬるい走りだったのが証明されてしまったと言うことですね。でも、体力が無いなりに遅いスピードで試す、なんていうことも出来て、それなりには練習になったような気もします。特に1~2コーナーでのアクセルの当て方はちょっと光明が見えてきたかな。2コーナーはハイサイド事件以来、アクセルを開けるのがトラウマになってましたが、意識してグリップしている感を作り出すことで、ようやく克服できそうです。3コーナーは14時枠の時点で、3月と全然違う走りが出来ていました。コーナー進入前からアクセルをガンガン開けていって、加速しながら突っ込んでいく感じで走れ、今回のタイムアップに一番貢献していたコーナーだと思います。その後のS字以降がダメですね。59秒台で走っていた時と明らかに違います。S字進入、1ヘアなどは、進入のタイミング・速度・ラインなどが掴めておらず、コーナーに近づきながらラインを微調整して(調整する余裕を出すためにその間減速し続けている)、クリップを過ぎてから目の前が開けてアクセルを開けようとするが、アクセルを開け始めるタイミングが遅いもんだからRの大きなラインで脱出しており、アウト側にはらんでアクセルを一気に開け切れない・・・。まさに三浦さんの言う「アクセルを開けるのが遅い」が故の悪循環。ここらの走り方を、今後変えていかねばなりませんね。

そんなわけで16時枠を走り終えて、傾きつつある夕日に照らされた675の雄姿w 塗りなおしてからこのリアビューがお気に入りです。もう、前からの画なんていらんよねw 光の向きでわかると思いますが、17時ごろの西浦は西日が強くなっています。ただ、この季節の西日はストレートより右側に沈むおかげで、16時枠でも走行中に西日が邪魔で前が見えないなんてことはありませんでした。冬場だと15時枠ですっごく邪魔なときもあるくらいですけどね。なので、これからも16時枠を使っていこうかな、と思ってます。昼間は混んでるし。16時枠ほど速い人が増えるので、参考になるし。

さて、ここ数週間、仕事やら雨やら枠なしやらで、なかなか走る機会が続きませんでした。もっと詰めて走りたいのになぁ。走りこんで、「思い出す」じゃなく、新しい走り方を「覚えこませ」たいですね。来週はどうかな?
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コメント
 
 
 
Unknown (はいやん)
2013-04-15 00:26:52
先日はお疲れさまでした。
お互い早くスランプを脱出したいですね。

後ろ姿を、2周ほど撮らせていただきました。
参考になれば。
http://www.youtube.com/watch?v=3cqIkUQ8Z7A
 
 
 
Unknown (嘉平)
2013-04-15 03:07:52
>はいやん様

ストーカー乙w
いや、ありがとうございましたって言いたいところなんですが、
まさに、後ろが気になってしっちゃかめっちゃかになってるところで、
なんか、自分で見てて笑ってしまいましたw
最後は、「明らかに速い人(排気音のタイミングなどでわかる)が後ろにいるのに前が詰まってて、何で抜かれないのか意味不明なのでピットイン」してるしw

でも、S字や1ヘアのイン付きが早いのは、失敗しているのではなく、そういうラインで走っているみたいですね。
ここまであからさまに酷いとは思いませんでした。
とても参考になりました。
なので、やっぱり、「ありがとうございました」です。

またお会いした時はよろしくお願いします!
 
 
 
Unknown (はいやん)
2013-04-15 23:42:02
先日私もFireさんに2周ほど追走してもらったもので、気付かれないかと思っていたのですが・・。

去年の今頃は、いきなり抜かれるのが怖くてバックミラーで後ろをチェックしながら走ってました。(笑)

その感覚はよく覚えているので、相手が認識できる場所でしか抜かないようにしています。

今も後ろから速いのが来れば、減速してさっさと譲ってます。(笑)

ピレリのSC1はリヤ1.85~1.9ぐらいが良かったのですが、K1はさらに低いんですね。

3コーナー確かにいいペースでしたよ。
機会があればまた撮影させてもらいます。

 
 
 
Unknown (嘉平)
2013-04-16 23:27:06
>はいやんさん
私は何年経っても後ろからズバーッと抜かれる立場なので、常に気にはしています。
やっぱり、音が一番の情報ですかね。

抜かれる時は、相手が排気量の小さい人の場合を除いて、減速することは無いですね。
幸か不幸か、600cc以上の人で私より速い人は、99%、ストレートで抜けるはずなので、
1ヘア、2ヘアくらいで後ろから抜きたがってるなー、とわかっても、むやみに譲らず、
ストレートでどうぞ抜いてください、って感じの処理(?)になってますね。
とはいっても、多少強引にでもインに入ってこられても避ける技術くらいはあると思いますので、
私を抜く時はそんなに遠慮しなくても大丈夫ですよ。
はいやんさんのオンボードを見てると、ホントに抜くのが丁寧と言うか、ジェントルですよねw
私もその気持ちはわかります。
たまに「ちょっと強引だったかな?」と思ったときは、後ろで転倒されてないかが気になってしょうがなかったり・・・とかw(一応、今までそうやって転倒させたことはないはず)

K1の空気圧は、まだはっきりしたことはわかりません。
ただアノ荒れ方は、空気圧が高い時の、表面だけが剥離していくような荒れ方に見えたので。
次回いろいろ試してみようと思ってます。

3コーナーを誉められてちょっと嬉しい嘉平でしたw
 
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