柿渋 = Antiseptic Solution

   ~2004年 08月分 @ gooBLOG
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同潤会アパートについて

2004-05-23 | ▼トホホおじじの つぶやき
 同潤会アパートの記事を読んだ。戦後復興のシンボルのようなアパートとのこと。
 当初内風呂は付いていないで アパート内に銭湯のような共同浴室があったという。その後、少しずつ内風呂付きに改築することとなるが共同浴室は住民コミュニケーションの場として長く残ってきたとのこと。
 敷地の中庭は子供達の遊び場、住民の憩いの場として賑わい、大人の目の届くところで子供達は走り回っていた。

 家族向きの間取り以外に同アパートは単身用の小さな部屋の設定も併設し、家族が大きくなると大人になりかけの子が同じ敷地内で半独立のように暮らし始めれる仕組みだった。家族の増減に対応するために同アパート内に空室がでると まず真っ先に既住者たちに住み替え、追加契約の打診があったそうだ。
 結果、一度入居した世帯は長期にわたり滞在することとなり、更にコミュニティーとしての濃度が濃くなっていった。

 当時の役所主導の住宅政策だが、フレキシビリティーに富んで現代でも通用する、賞賛に値するソフトウエァーだ。いまのタワー型のマンションより考え抜かれた仕組みに思える。
当時の役人には 賢い人がいたのだなあ。

 「昔、日本という国があった」だっけ? 永 六輔 さんの言葉があったなあ。

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