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いまだクウガな日々Ver.1.5

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食料ビル。

2006年06月28日 | ロケ地巡り
EP35「愛憎」箱根分駐所のロケ地。

桜井が怪しい影に気付く警察署の入り口、
ジャラジを追って一条達が駆け回る廊下や階段、
生田和也が眠り、五代が「だから、殺させない。」と呟いた医務室、
クウガがジャラジを殴り続けた中庭…。

ドラマの内容と共に全てが印象的だったこの建物、
後で知りましたが実は東京都内にありました。
他にも沢山のドラマや映画のロケ地として使われていたらしく、
フジのテレビドラマ版「アルジャーノンに~」にも登場していましたっけ。

    

…このビルが、もうこの世に存在しないと言うのがとても残念。

門前仲町から徒歩で20分位でしたか、
永代橋からもほど近い場所にあった『食糧ビル』。
この写真は2002年12月8日、
「食糧ビルお別れ会」の日に撮ったものです。
雪のように見えるのは紙吹雪。

このビルを観に行ったのは全部で3回、
1度目は外観だけを眺めて帰って、
2度目は全館をギャラリーに見立てた
『エモーショナル・サイト展』(Emotional Site・02年11月)の時、
そして3度目がこの『お別れ会』でした。

『エモーショナル・サイト展』は建物の中にあった画廊の関係者が中心になり、
ボイラー室もトイレも(!)全てのスペースを使って催された展覧会。
『お別れ会』の方は地元の方々が中心となっての『別れを惜しむ』会で、
どちらの催し物も『その場所』に対する強い愛情を感じて、
今も強く心に残っています。

食糧ビルは、1927年に「東京廻米問屋」として建てられた物だそうで、
1階にはお米を積み上げていたらしい大きなスペースがあり、
また最上階には広々とした講堂もありました。

この場所の、一種『日本離れした』建物の様相が、
「愛憎」回のドラマをより一層引き立てていたと思います。

…例え『守る』と言う形であっても『加害者になる』痛みを、
言葉ではなく画面だけで見せた、その重みと凄みは
彼を『ヒーロー』として見ている側の心に深く突き刺さり、
そのままあの雪山の痛みへと繋がって行く。

跡地にはマンションが建っているそうです。


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