ネズミモチ・トウネズミモチ・フクロモチ
ネズミモチ(モクセイ科 イボタノキ属常緑小高木雌雄同 株花期6月)
名前にモチが付くがモチノキ科ではなくモクセイ科。和名は果実の色・形がネズミのウンチに似て、葉がモチノキに似ることに由来。
葉は対生、葉身は卵形~卵状楕円形、縁は全縁で先端は鈍く尖る(鈍頭)。側脈は不鮮明で裏面を太陽に透かしても不明瞭。
花期は6月、新梢の先から円錐花序を出して白い筒状花を多数つける。花は杯状の萼壷の先が萼歯状に4浅裂、花冠は4裂平開し反転する。花冠から黄色い葯2個が突き出て柱頭が覗く。
果実は楕円形の核果で晩秋~初冬に暗灰紫色に熟す。
フクロモチはネズミモチの変種で、葉が卵円形、節が詰まる。
ネズミモチ
学名Ligustrum japonicum
属名Ligustrum 西洋イボタvulgareの古名
フクロモチ
学名Ligustrum japonicum var. rotundifolium rotundi-folium円形-葉
var. ラテン語 varietas 英 variety
トウネズミモチ(モクセイ科 イボタノキ属常緑小高木 花期6,7月)
葉裏を太陽に透かすと葉脈が明瞭に見える。開花時期はネズミモチより遅く、ネズミモチの花が散った後の6月末頃になる。
ネズミモチに比べて花数、果実の数が多い。
学名Ligustrum lucidum
種小名lucidum lucidum 明るい、光沢のある(葉)














TOP (目次) 画像・文 塩城 忠