クマシデ類のアカシデ、イヌシデ、クマシデ、サワシデ(サワシバ)の枝から下垂した雄花がよく目立つこの頃。気がついた点を記録する。
アカシデ:雌花の開花時期は一番早いようである。雄花が赤い(赤橙~赤褐色)ので、比較的見分け易い。しかし、色だけでは特定するのは安心できない。運よく一見花のような虫瘤又は枯れた果苞を発見することができれば、その形からアカシデと分かる。
イヌシデ:アカシデの雄花と並べて見ると、赤味が少なく黄緑色に見える。球状の花芽のような虫瘤が比較的よく見られる。運よく枯れた果苞を発見できれば、その形でイヌシデと分かる。
クマシデ:花芽特に雌花の展開が遅いようで、雄花のみ観察。花期になっても果穂が枝に残っていることが多く、又、運がよければ丸まって枝に残った長細い枯葉を発見することができる。果苞の形と枯葉の側脈数(20以上あり容易にクマシデと分かる)でクマシデと特定できる。
サワシデ(サワシバ):4種の中で殆ど見かけず、観察できたのは2個体のみ。雌花の開花時期に新葉が展開しており、側脈数が18ほどあればサワシデの可能性がある。5,6月頃に長大な果穂を観察して確認するとよい。
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