上:雌株の雌花 下:雄株の雄花
ヒサカキ (姫榊 ツバキ科 ヒサカキ属 常緑小高木 雌雄異株 花期3,4月) 葉は互生し、葉身は皮質で厚く光沢があり、縁に浅い波状鋸歯がある。葉の先端は尖らず僅かに凹む。葉腋にびっしりついた花芽は3月には淡黄紫色の蕾に成長し、淡黄白色の壷形の5弁花を咲かせる。雄株の雄花には多数の雄蕊が目立つ。雌株の雌花の柱頭は3裂する。果実はゆっくり成長し晩秋に黒紫色に熟す。この熟した果実を潰すと鮮やかな紫色の液が出るが、これは草木染め(青色)に利用される。育てるには半陰地で無駄な枝を選定し風通しを良くする。花の匂いは昆虫が好みそう。人向きではない。
「ヒサカキ 花芽 (&雄花・雌花・果実-編集)」(11-02-12)の続き