ハナカイドウ(花海棠 バラ科 リンゴ属 落葉小高木 花期4月 原産地中国) 枝は水平方向に出て棘状の短枝が発達。
葉は互生、短枝の先では束生状につく。 前年に生成した短枝についた冬芽(頂芽-葉と花の混芽)が展開すると新梢が出て束生状に葉をつけ、その葉腋から4~6本ほどの長い花柄を散形状に伸ばして紅色の花を下向きに咲かせる。
花は花弁5~10、雄蕊は多数、子房3~4室、花柱・柱頭は赤色で3~4個。花は一重と八重が混じり大変美しい。結実は少なく、小さな実が数個生っているのを観察。
子房は萼筒と花托が合着した花托筒にあり(子房下位)、果実は花托筒が子房壁と癒合して肥大化し果肉となった偽果(ナシ状果)。果芯の部分が子房由来の真果となる。
果頂部に萼窪、萼痕が残る。専ら花観賞用に栽培される。
学名Malus halliana
属名Malus ギリシャ語 malon(リンゴ)に由来。
種小名halliana G.R.Hall アメリカの植物採集家
Hallは1862年アメリカにサクラの栽培品種をに伝えた。
リンゴ属の仲間
ミカイドウ Malus ×micromalus micro+meles 小+リンゴ
花は淡紅色で一重咲きで、上向きに咲く。
ヒメリンゴ Malus prunifolia Prunus+ folius スモモ状の+葉
蕾は紅色、花弁は白色、一重咲き。


















TOP (目次) 画像・文 塩城 忠