里山コスモスブログ

樹木の四季500 ユキヤナギ

ユキヤナギ(雪柳 バラ科 シモツケ属 落葉低木 雌雄同株 別名小米花)    和名は小さな白花を雪に見立て、しなやかに湾曲する細い枝を柳に喩えてつけられる。
 葉は互生、葉身は細長い楕円形で縁に鋸歯。花芽は枝の節々に直接つき、5,6片の苞葉に包まれている。苞葉が開くと3~5本の長い花柄を散形状に伸ばし小花をつける。萼5、花弁5、雄蕊約20、子房5、花柱・柱頭5。雄蕊と雌蕊の間に黄色い腺体(蜜腺)がドーナツ状に取り巻く。果実は5個の袋果からなり、先に花柱・柱頭、底に萼が宿存する。
学名 Spiraea thunbergii 
属名 Spiraea ギリシャ語 speira 螺旋状の
種小名 thunbergii  スウェーデンの植物学者Carl Peter Thunberg (1743~1828) (日本語表記 チュンベリー  or ツンベルク)
 日本植物の研究者チュンベリーはスエーデン生まれで、北欧最古の大学 ウプサラ大学(15世紀設立)でカール・リンネに師事。彼は長崎の出島にあるオランダ商館の外科医長に任命された。1776年夏、彼は江戸の将軍に拝謁する商館長に同行した。この旅行の間に、彼は多くの日本の植物を収集し"Flora Japonica"に纏めた。

袋果 1心皮から1袋果、5離生心皮から5袋果。各袋果1裂開
蒴果 子房は複数の室(=心皮数)に分かれ、蒴果は心皮の数だけ裂開



































TOP (目次)    画像・文 塩城 忠

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