鳴音
ひそやかに秋のはじまる町に降る雨に町着として着る山着
公園で散歩の途中ついてくるネコの乳首の数を知らない
かがんだら胸ポケットからiPhoneがこの世の果てまですべりおちてく
海からの風にちぎれる判定にふてくされの草競馬のジョッキー
食卓にこぼれた塩が星になる夜 足首を波が洗って
つたう光に木は立ったまま燃え上がり落涙つかのま落雷に似る
つむじ風のようなサーブを打ちたくてスポーツ用品店におもむく
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