ひつじの詩舎

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あるお人形のこと 2

2012年05月26日 | いいこと

今から2年ほど前、

5歳の時、『ペレの学校』でガーゼ人形をお母様と作った女の子は、

中学入学を迎えました。

『人形、作ってみる?』

お母様の提案から、人形作りが始まりました。

 

特別セットのジャージに赤ちゃんサーラの型紙をのせ、裁断。

ひとはりひとはり手縫い。

『だから、こんな縫い目で。』

とおっしゃるお母様の穏やかな顔が印象に残りました。

お人形の服もお嬢さんが自分で作りました。

 

出来上がっても、もっと、何か、手を加えたくなります。

袖口には、ミシンについている機能でステッチ模様を入れ、

(ミシンのそういった機能は、お母様は使いこなしていなかったそうです。)

 

白いチョッキには、レースの縁取り。

 

刺繍の図案集で見て気に入った絵を、写す様に刺繍。

刺繍糸は1本取りで、

紙に線を引く様に、ひとはりひとはり仕上げていきました。

『だから、裏側はこんななの。』

と見せてくださった裏側は確かにギザギザ模様でした。

 

なんて、自由な手作り。

こんなに『いとおしい』お人形に出会えたことに、感謝します。

 

 

 

 

 

 



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