生くるみの染色風景

今日は毛糸の染色風景を初公開！

くるみを入れた染め液は、時間とともに変化します。
最初はくるみの果肉の色（草色）、
煮出すと茶色に変化し、
毛糸を染料から引き上げると空気に触れて（酸化して）
より一層、茶色に深みが増します。
化学染料と違って、自然のものから色を作り出すので
その都度、その時にしか出せない色が生まれます。
植物染色ならではの魅力です。

生のくるみの香りに包まれながら
鍋の毛糸を見守る時間は
このうえなく静かな幸福感に満たされます。

くるみの季節

生くるみの季節がやってきました！
ひつじの詩舎ではお人形の髪の毛に使う毛糸は
植物染色で色を出しています。
今、まさに生くるみの染色で大忙し。

この写真は採れたての生くるみです。
採れたての青い実はベタベタとしていて
生命力に溢れています。
よく見かける殻つきのくるみは
実はこの青い実の中に入っているんですよ。

生くるみの染色はこの時期ならでは・・・。
くるみの大きさや質は
その年の天候によって差はありますが、
今年は例年通りの出来でした。
さて、今年はどんな色が出せるでしょう・・・。

染め場では、今日も木づちでトントントン、
生くるみを叩く音が響いています。

「ウォルドルフの手仕事 心を育む人形たち」展のお知らせ

北海道での開催です！
「ウォルドルフの手仕事　心を育む人形たち」（文化出版局）
に掲載されている佐々木奈々子の作品が展示されます。
お近くにお住まいの方、是非いらしてください。
詳細は開催店に直接お問い合わせください。

「ウォルドルフの手仕事　心を育む人形たち」展　　
6月14日（土）～22日（日） Hands on Toy's キンダーリープ
北海道小樽市住吉町4番4号
℡0134－24-1031