暑いのが苦手だった母の口ぐせは「暑さに殺される」でした。
とにかく 暑い時期が嫌いだったようで「寒いのは重ね着や暖める方法が
あるけれど 暑さからは逃げられない!」というのが その理由でした。
エアコンなんか まだなくて 団扇や扇風機しかない頃の話しです。

晩年は 家にエアコンが設置されても「過度に冷えて体温調節ができなくなる」とか
「身体に悪いから・・」といって なかなか稼働させなかったように思います。
家族は 使いたかったけれどガマン

まぁ・・それほど暑くもなかったし 家も広かったので・・
この地域は元々が寒冷地だし 30℃を超えるなんて ひと夏に
数えるほどしかない頃のことです。夏は本当に短かった

8月の「仙台七夕」やお盆が過ぎると 肌寒いこともあったし
5月や6月 こんなに早くから30℃越えの日々が続くなんて
あの母が生きていたら どんな言葉で表現したかしら

そうそう・・母の口ぐせは「あなたもこの歳になったらわかるから・・」
でした。身に沁みます・・ハイ




