瞬間的に思ってしまう

普通の一日が始まる。

異常ありと云われても痛くも痒くも何も自覚症状が無いのだから実感がなにもない。

結果がでるまで自分がガンかもって事を忘れてしまえばいいのだろう。

当然、仕事中は忘れることができるが、ガンという言葉は結構世の中に溢れている。

テレビからは署名人が自身のガン体験記や訃報、それに撲滅運動とか…。

終身保険に三大医療保険や病気の人でもはいれる保険とか…。

嫌でもガン、ガン、ガン…。

こんなにガンとは普通の日常茶飯事の出来ごとなのかしら。

二人に一人だったか、三人に一人だったか忘れたけど、ガンになる人が多いらしい。

じゃ皆でかかれば怖くない…、って赤信号の横断歩道じゃないですって

えっ？私、ガン？

市の健康診断、ガン検診を受けて、もう何年たつのかな。

異常なし、と回答をもらうのが当然で、検診を受けている時って、自分はガンや異常ありだなんてもらわないと思っているんだよな…。

それが今回　子宮頚ガンで異常あり。

それってガンになっていること？の問いにまだガンではないけどなりうる可能性は大きいと。

再検査となった。

保険のきかない再検査をしますので、10日後の結果を聞きに病院へ来て下さい、って…。

結果のでる10日間をどんな気持ちで過ごせばいいのだろう。

もし結果が最悪の場合だったら…。

イヤ、そんなことはない。こんな健康に気をつけて生活しているのだからガンになんかなるわけがない。

ネットで検索すると体験談がたくさんあって、心強い。

さぁ10日間の長い時間の始まり…。

初秋のエーデルワイス

ミュージカル映画サウンド オブ ミュージックで唄われた「エーデルワイス」

その頃だと思う、エーデルワイスという花はドイツやオーストリアなど生息するのだと思っていた。

ところが長野県の山に登った時のこと。

小さくて白くて星のような花があって、これがエーデルワイスだと教えてもらった。

そして和名が「薄雪草」であることも。

エーデルワイスも素敵な名前だけど和名の響きの美しいことに感動した。

儚い…。

教えてくれた彼に益々惹かれてしまう。

山のお花畑の魅力を語る彼の横にいると時間のたつのが速かった

薄雪草

薄雪草

別名をエーデルワイス(純潔と不死)という　

花言葉は思い出、尊い記憶