後宮で猫猫が流行らせたマニキュアの材料になっていた、異名を「爪紅」という植物はホウセンカです。花びらをもみつぶして爪を染めたことから、「爪紅(つまくれない・つまべに)」という異名があります。なお、ホウセンカは、カタバミやミョウバンを混ぜると、発色がよくなります。猫猫がいた花街でも、ホウセンカとカタバミをセットで使う習慣があったようですね。爪紅つまべにの異名をとる鳳仙花と、ねこあしの異名をとる片喰を潰して練り合わせて爪につける。片喰が鳳仙花の赤の発色をよくするのだ。(薬屋のひとりごと)(USJさんとコラボレーションした作品)