これらの楽曲は、出場者たちのキャラクターやストーリーに深く関わっています。SINGで使われた楽曲の一覧と原曲の動画を紹介します。
SINGの小ネタ〜印象的なミュージカルシーン〜
SINGで使われた楽曲の中で特に印象的なシーンはどのようになっているのでしょうか?各キャラごとに解説しますね。まず、SINGで使われた楽曲のカバーの特徴は、映画のキャラクター達が自分の歌として楽曲を表現するということです。SINGで使われた楽曲のほとんどは、原曲のアーティストではなく、映画のキャラクターたちが歌っています。これは、映画の世界観に合わせて、動物たちが歌のコンテストに参加するという設定を実現するためです。また、カバー曲にすることで、原曲とは違った解釈やアレンジを加えることができます。
ゴリラのジョニー:アイム・スティル・スタンディング
まず、SINGで使われた楽曲の中で特に印象的なシーンの一つはゴリラのジョニーがアイム・スティル・スタンディングを歌うシーン。ゴリラのジョニーは、エルトン・ジョンの「アイム・スティル・スタンディング」を歌い、父親との確執を乗り越える姿勢を表現します。ジョニーは、父親の期待に応えるために犯罪に手を染めていましたが、それは父親の期待に応えるため。本当は歌手になりたいという夢を持っていました。しかし、オーディションに参加したことで父親との関係が悪化し、絶縁されてしまいます。本番の日、ジョニーは「アイム・スティル・スタンディング」を歌います。父親との関係はどうなったか気になりますよね。この曲はエルトン・ジョン本人からも称賛されています。
ゾウのミーナ:ハレルヤ
次に、SINGで使われた楽曲の中で特に印象的なシーンの一つは、ゾウのミーナがレナード・コーエンのハレルヤを歌うシーンです。ゾウのミーナは、レナード・コーエンの「ハレルヤ」を歌い、自分の歌声に自信を持つことを決意します。ミーナは、恥ずかしがり屋で緊張しやすい性格のために、オーディションで歌うことができませんでした。しかし、ミーナは本当は歌が大好きで、自分の歌声に自信を持ちたいと思っていました。そんなミーナは、バスターが洗車の仕事をしているときに、劇場跡の廃墟でヘッドホンをして無心に「ハレルヤ」を歌います。その歌声は、バスターに届くのか。。このシーンは、ミーナが自分の歌声に自信を持つことができたことを象徴しています。また、楽曲の歌詞も、ミーナの感情にぴったりと合っています。レナード・コーエンの「ハレルヤ」を歌ったゾウのミーナのカバーは、感動的な歌声と映像で多くの観客の涙を誘いました。本番シーンはスティーヴィー・ワンダーのドント・ユー・ウォーリー・バウト・ア・シング (Don't You Worry 'Bout a Thing)SINGで使われた楽曲のカバーは、原曲の魅力を損なわず、むしろ引き立てることに成功しています。
ロジータとグンター:シェイク・イット・オフ
個人的に共感したのがロジータの思い。ロジータの子供は何と25匹!仕事で忙しいパパの協力もあまり得られず、日々家事育児に忙殺される中、得意な歌で自己実現したいと奮起!子育てしているとなかなか自分の時間を取るのは至難の業。そんな中ひらめきアイデアいっぱいの頑張り屋のロジータを見ていると励まされるんです。
アッシュ:セット・イット・オール・フリー
ヤマアラシのアッシュが歌うのはスカーレット・ヨハンソンのセット・イット・オール・フリー (Set It All Free)原曲よりもロック調に変えて、自分のオリジナリティを出しています。カバー曲にすることで、映画のキャラクターたちが、自分の歌として楽曲を表現することができます。