うるしのまわり

   塗師の日々から

四君子苑 - 秋の公開

2008-10-26 | 身のまわり
北村美術館のもう一つの顔、四君子苑の秋の公開が10月下旬に行われていたので
見に行ってきました。
随所に素材の贅を尽くした数寄屋建築と庭は 何度見ても面白く、全く飽きません。
柱一本、板一枚に到るまで吟味され、
それぞれが持ち味を活かした扱いを受けています。

春と秋の数日間だけの公開は、建築ファン、学生のグループ、
工務店のおやじとおぼしき人達でにぎわいます。
しかし、のんびりとした空気が流れていて、なかなか帰りたくなくなるのも事実。
北村謹次郎氏が居宅としてつくっているのですから当然かもしれません。
お寺で庭を眺めるのとは またひと味違った体験をしてみてはいかがでしょうか。

4月下旬と10月下旬の公開(日程は美術館に問い合わせてみて下さい:有料)

北村美術館
 京都市上京区河原町今出川南一筋目東入る
 075-256-0637
コメント (4)
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栗の茶巾絞り

2008-10-16 | 身のまわり
いただき物の栗を渋皮煮にしてみました。
これまではブランデーも入れてがっちりと作っていたのですが
今回は 酒なし 砂糖控えめであっさり目の渋皮煮です。

素人づくりですから、どうしても渋皮が破けて煮崩れてしまうものが出てきます。
が、そこはくじけません。
裏ごしをかけて渋皮もきれいに潰し、別に取り分けておいた
煮崩れてコロコロと小さくなってる栗の身とさっくりと混ぜ合わせて
ガーゼできゅっと絞れば、ちょっとしたお菓子の出来上がりです。

材料は 栗と砂糖と水とアク抜きの重曹のみ。
最初から茶巾絞りにするつもりで作り始めた方がいいような気もします。
砂糖で煮上げた時の水分量をうまく見極められれば
しっとりと上品な秋の一品になりそうです。

こんなことしている場合ではないのですが、
せっかくの栗ですから美味しいうちに食べてあげないと。。
コメント (7)
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